たぶんジャニーズと間違われた話。／私とあなたのバレンタイン

そういやこの前バレンタインでしたね。
あれって結構残酷なスポーツですよね。
高校とかじゃ、もらったチョコの数が可視化されてしまうんですから。
自慢じゃないですけど、私このスポーツは得意です。
ホームグラウンドは老人ホームと保育園。
ちなみにハットトリック余裕でした。
熟練技が光るチョコも、ユニークな形をしたチョコも、
どちらも大好きです。
だって〝愛〟が詰まっているから。
そんな愛を感じられる季節ことバレンタイン、素敵ですよね。

そんな私ですが、去年のバレンタインは電車でチョコをいただきました。
実家のある関西に帰省中、電車に乗っていたんですね。
そしたらあるおばあちゃんに話し掛けられたんですよ。
『お兄ちゃん！アメちゃんいる？』ってね。
関西人は本当にフレンドリーです。
その頃はまだコロナ禍って感じでもなかったので、
御厚意に甘えることにしました。
その後いろいろ話したんですけど、
お孫さんと私の歳が近いらしく、
結構盛り上がっちゃって。

ほんで言われたんですよ。
『お兄ちゃん！バレンタインやからチョコあげるわ！』
「さすがにチョコまでもらったら申し訳ないわあ～」
と言いつつも有名ブランドのだったのでいただきました。
美味しかったです。とても甘かったです。愛してます。
正に〝Love so sweet〟でした。

そしたら帰り際に、
『お兄さん、一つよろしい？』
って真剣な顔で言われたんですよ。
「なんやなんや」と思うわけですよ。
ようよう聞いてみたら、
おばあちゃん曰く、私が誰かに似ているとのこと。
『あんたなあ、誰かに似てんねん。テレビに出てはる人。』
悪い気はしないですよね。
テレビに出ている方に似てるとのこと。
「ほんで誰なんですか？」
思わず私問い掛けました。
そしたらおばあちゃんが絞り出すわけです。
『あのたぶんなあ・・・ジャーニーズやと思うねんけど・・・』
「ほうジャーニーズ・・・」
これは多分あのジャニーズ事務所のことですよね。
見る人が見れば私はジャニーズらしいです。
※ジャニーズファンの方すいません。

ここまで来たら気になるじゃないですか。
ジャニーズの誰やねんと。
「ほんでおばあちゃん、ジャーニーズの誰なんですか？」
『あっ！！！！！嵐！！！！！』
言いましたよこのおばあちゃん。
私が嵐に似ていると。
ちょっと照れますね。

ここまで来たら突き詰めようと。
「ほんで嵐の誰なんですか？」
『あのな、おばあちゃんあんま詳しくないんやけどな』
「はい」
『確か・・・マツモト・・・なんやったかな・・・』

はい、出ました。
嵐のマツモトと言えば、もう松本潤くん以外考えられないわけです。
でもやっぱちゃんと聞きたいじゃないですか。
頑張れおばあちゃん、もうすぐやで。

『あっ！分かったで！』
「来た！！！！！」
『えーっとな・・・マツモトキヨシ！！！！！』
それはドラッグストアやないか！！！！！
期待を返してくれや！
クスリとも笑えへんわ！ドラッグストアだけにな！
というわけで明日から、
ジャーニーズのマツモトキヨシとして
生きていきます！！！！！
ありがとうございました！！！！！




※このnoteはフィクションかも・・・しれません。