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20240516五島列島ツーリングday1: 東京→福岡→佐世保→宇久島(!?)



東京→福岡

間も無く消えゆくマイルと、ちょうど特典航空券のセールがいい感じに噛み合ったので、羽田→福岡は飛行機で一気に移動。太古の運行がないので、水曜日の業務終了後に羽田へ移動、夜便で福岡へ。この日関東上空の気流が不安定ということ離陸からしばらくの間は結構揺れた。この天候不順の影響が翌日にも及ぶとは知る由もない…

羽田空港にて。荷物が少ない気がしてならない

ちなみに福岡空港着陸も混雑の影響ということで、北九州上空をしばらく旋回してから着陸。
福岡空港到着後は、夜も遅いことだしおすすめされていた牧のうどんへ。ごぼう天うどんの柔らかいのを。30cmくらいの長い伝票に自分でオーダーを書き入れる方式で面白い。ネギとスープはおかわりも可能。この日は空港近くのビジネスホテルで宿泊。

牧のうどん福岡空港店。空港を出て宿とは反対に1.5kmほど
ごぼう天うどん、柔らかめ。ネギとスープは実質おかわりし放題。左の長い伝票で注文する

福岡→佐世保→小値賀…

まずは佐世保へ

空港至近のホテルを確保。いい天気だが雲行きが怪しい。深夜に雨が降ったようだ。

12:20佐世保発の高速船に合わせて、9:32博多発のみどり15号に乗れればよかったのだが、ちゃんと早起きできたのでもう一本早いみどり11号に合わせて博多駅へ自転車移動。博多駅で指定席は売り切れだから、早めにホームに並んでおくか…なんて考えていたところに電話が。
電話の主は九州商船の方。時化の影響で本日の高速船は全便欠航が確定。最終のフェリーは未定で、波の様子を見ながら発券開始の15時半頃に運行を判断するとのこと。
いきなり想定外の事態ではあるものの、博多で待機していても仕方ないので、予定通りみどり11号に乗車。無事席を確保して、発車待ちしているとまた電話が。今度はおぢかアイランドツーリズムの方から。用件は同じで高速船が欠航ですが、どうしますか?というもの。とりあえず最終のフェリーが出港する可能性に賭けて佐世保で待つ旨を伝えておく。

ホテルから博多駅までは自走で。通勤ラッシュの中を3kmほど。
特急みどりで一気に佐世保へ!
JR九州の車両はいいね

佐世保で時間潰し

みどりも定刻通りでなかったものの、無事10時半頃に佐世保に到着。到着してすぐ今日の宿である民宿千代さんへ天候次第では小値賀に行けなくなる可能性があることを伝える。夕方のフェリーは出るんじゃないかな(実際は長崎弁)ということで、それを信じることにする。

無事佐世保駅に到着。気球の絵かと思ったら独楽とのこと
後から見返すとなんでも教会に見えてしまう
これがその佐世保独楽
色々賑やか

15時半まで結構時間があるのでBromptonを組み立てて、まずは佐世保港に行ってフェリーの欠航判断時間と乗船手続きについて確認。フェリーの場合は特に予約とかはないので、1時間前くらいに来てくれればOKですとのこと。

フェリーターミナル。毎年看板を掛け替えているのか。
平日朝ということもあり閑散としている。雲ひとつない快晴なのだが、風が非常に強い

せっかくなのでその辺りを散策してみることに。とはいえ何の計画もないので、なんとなく市内が見渡せるかも知れない高台を目指して出発。

堤防の意匠が面白い
なんでもない山と川だけど癒される

実際にはちょっと高台に行ってみたというレベルの地形ではなく、市街地を抜けた瞬間にどこもBromptonでは厳しい斜度の坂ばかり。さすが港町。軍港が置かれる理由もよくわかる。なんてことを考えながら、ひたすら登る。

市街地から一気に150mほど上った。すでに汗だく
超危険
板山トンネルでピークを超える。右手には旧道と思しき道も。

板山トンネルを抜けると世知原(せちばる)という地域。お茶が有名とのこと。やまびこロードなる広域農道を走ってみる。例に漏れずきつい。北の松浦側に下って松浦鉄道で戻ってくることも検討したけど、時間が微妙なので西側に下ることにした。自走で佐世保まで戻れない場合は、平戸口まで大回りする松浦鉄道を吉井駅あたりで捕まえて、輪行で佐世保に戻る作戦。

ひたすらのどかな道が続く
お茶推しの看板

ひたすら坂を下って吉井駅付近へ。リアス式の海岸沿いにいくと佐世保着が遅くなりそうだったが、ショートカットトンネルがあり自転車も通れそうだったので自走で佐世保へ戻ることを決定。時間に余裕を持って佐世保港へ帰着。しかし初日の計画にないライドで意外と足を削ってしまった感じがある。

吉井へ降る途中の福井地区の看板。色褪せてもはや何もわからない
オランダ街道らしい。長崎から平戸まで100kmとは意外と近い。

1時間くらい余ったので、佐世保バーガーを食べてみることにした。これも下調べが全くないものの、佐世保港至近のヒカリへ行ってみた。本当は自転車が見えるテラス席が良かったが、あいにく混んでいたので店内で。

イートインでもテイクアウトでも表のカウンターで注文する
店内の様子
店内には色紙も多数
スペシャルバーガー780円。コーラと合わせてジャスト1,000円

最終のフェリーの出航が決定!

出港1時間前くらいなったのでフェリーターミナルに戻ると、最終のフェリーの出航が決まったとのこと!小値賀島各所に連絡して、早速乗船手続き。Bromptonだと袋に入れると手荷物扱いになるよう。佐世保〜上五島航路はなみじといのりの2隻のフェリーが就航しているが、ドック入り期間のため交互に運行しているらしい。

乗船したのはフェリーなみじ

乗船したフェリー16:40佐世保発、19:15小値賀着。2時間半ほどの船旅で、船内を探検したり甲板に出てみたり。あとは福江島の観光スポットを調べたりして過ごす。船内はWiFiが飛んでいるのでネットも問題なし。平戸島を過ぎたあたりから、そこそこ船が揺れ出して、スマホの画面を見ているのが辛くなってきたので少し寝たりする。

夕日が綺麗。事件はこの後に起こる…

寝たり起きたりぼんやりしていたのだが、なんかそうこうしているうちにフェリーが小値賀を出港してしまった!今にして思うと訳がわからないが、最終フェリーを乗り過ごすという大失態を犯してしまった!

フェリーは小値賀島を通り過ぎ…

言い訳すると、船内放送がききとれなかったのと、ずっと船が揺れてるもんだから到着したのがわからなかったこと、周辺では小値賀で下船する人がほとんどいなかったこと、何よりフェリーが小値賀終着ではなく宇久まで行くことを全く認識していなかったのが良くなかった。
急ぎ、お世話になる予定だった民宿とおぢかアイランドツーリズムに連絡して、宇久島での宿探し。千代の女将さんはキャンセル料はいらないし、明日小値賀に戻ってくるのであればおにぎりくらいは用意してあげるよと言ってくれる。キャンセルは自分の不注意なのに、また来た時に泊まってくれれば良いと言ってくれて、ありがたくもあり大変申し訳ない気持ちに。
アイランドツーリズムの担当の方も、ツアーのキャンセル料はいらないからもし小値賀に来るなら声かけて欲しいと言ってくれる。この島にはいい人しかいないのか⁉︎
しかし切り替えて今日の宿探しをせねば。昼間は暖かくなってきたとはいえ、朝晩は冷え込む。野宿なんてことになったら大変なので、宇久島観光協会の宿泊施設リストの上から電話をかけていく…と言ってもこれは一発目のホテルで素泊まりで受け入れてもらえたので、あっさり今晩の宿は確保することができた。ご飯はカロリーメイトと昼に買ったパンの残りしかないが、もはや瑣末な問題である。
しかし民宿の女将さんもツーリズムの方もそろって、誰も起こしてくれなかったのか?とか下船人数をカウントしているはずだから、早々乗り過ごすことはないはずと言っていた。2等の雑魚寝だと誰がどこで降りるかなんて区分はないし、人数の把握は難しそうだが。

2等客室

宇久島に上陸

何はともあれチェックイン

宇久島到着は20時すぎ。港の灯り以外は街灯もまばらで真っ暗闇。たまたま出発直前に強力なライトを買っておいてよかった。5年くらい使って電池がほとんど持たなくなった以前のライトだったら泣いていたかもしれない。
予約していたホテルは港から少し坂を登ったところ。チェックインを済ませてからダメもとで空いている商店や飲食店を尋ねてみたが、この時間にはないとのこと。島価格だけどカップラーメンなら販売しているということでありがたく購入するも、とある事情で結局食べることはなかった。(捨てるのも勿体無いので、結局旅の最後までお供してもらうことになった)

さて明日はどうする

宇久平港(ちなみに宇久島の平地区にある港と言う意味だった)から小値賀に戻る始発の船は7:00発、7:40着のフェリー。小値賀島から野崎島に向かう町営船は7:25発なので、始発で戻ったところで野崎島にはいけない。加えて明日の夜は上五島に宿を確保済み。お昼の残り物のパンを食べ、大浴場に浸かりながら検討した2つのプランは以下のとおり。

  1. 始発フェリーで小値賀に戻り、小値賀を散策。18:05小値賀発の高速船で上五島に渡るプラン。これなら小値賀島を観光しつつ、福江島にわたるチャンスを残せる。一方で野崎島は諦めざるを得ない。

  2. 今回の旅のターゲットを五島列島の北側に限定する。明日は夕方まで宇久島に滞在して、小値賀は飛ばして上五島へ。上五島に2泊したのち、再度小値賀に戻り小値賀で2泊するプラン。こちらは福江島にはいけないものの、上五島で2日、小値賀+野崎島に2日それぞれ滞在可能

5時半に目覚ましをセットしてさっさと就寝。福江島vs.小値賀島・野崎島の決着は明日の気分で決めることにして、5時半に目覚ましだけをセットしてさっさと就寝。

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