「皐月と美月の夏。」 <note版⑮>
15話 美月の話 「七夕祭り。」
七家にレオも加わって賑やかになった分、朝の瞑想は、皐月と私が2人きりで過ごせる貴重な時間となっていた。
今日は楽しみにしていた七夕祭りだからだろうか、目を瞑っていても皐月のソワソワを感じた。
「はい!瞑想、終わりで〜す」
「はいっ!じゃぁ私、先に戻るねっ!」
ピューと走り去る皐月を見て、”風のように“とは、まさにこういうことをいうんだろうな〜と思った。
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山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。