お母さんと、七島の人の夢物語。
私が今書いている長編小説「皐月と美月の夏」は、七島(ななしま)という小さな島が舞台になっている。
七島という名前の島は、本当にあるみたいだけど、小説に出てくる七島は、私の想像の島なので、実際にはない。
正確には、お母さんが行った島の話をきいて、七島が浮かんだので、勝手にモデルにさせてもらった。
お母さんがいった島は、宗像市にある大島という島だ。
大島は七夕発祥の地といわれていて、天の川もあるらしい。
天の川で願いを込めて洗うと、願いが叶う「祈り星」も実際にあるらしい。
私は祈り星という名前が気に入ったので、12話のタイトルは「伝説の祈り星。」にした。
それを知ったお母さんは、大島のお友だちに慌てて、LINEした。
ママ「うちの娘が小説書いてて、なんか大島をモデルにしてるらしくて、祈り星の話とかもしちゃったから、小説で"祈り星"って、そのまんまの名前で書いてるんだけど、変えさせた方が良かったりする?営業妨害してない?」
大島の人「うちらは全然大丈夫だよ〜娘すごいね〜!笑」
ママ「なら、良かった!どうせネタにされるんならさ、本にしてもらって、最年少小説家〜!とか話題になってもらって、インタビューで「小説のモデルは大島です。祈り星は実際にあります。」とか言ってもらって、宣伝してもらいたいよね!笑」
大島の人「それ、最高!莉亜先生、祈り星よろしくお願いします!笑」
という、やりとりをしていた。
祈り星は、売り物らしかった。私の祈り星のイメージが、少し壊れた。
夢物語で盛り上がる大島の人だったけど、もし、実現しちゃったら私が想像する七島に実際に行けるかも?と思って、私も夢が広がった。
ちなみに、お母さんの友だちの大島の人は、大島でゲストハウスを作ろうとしているらしい。
そしたら、小説に出てくる「七家」を作ってくれないかな〜と想像して、もっと夢が広がった。
お母さんと、大島の人と、私の、無謀な野望と夢物語なひとときでした。
山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。