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我が家には、タブーの話題がない。

我が家にはタブーの話題がない。と思う。

社会起業家の変なお母さんは、社会課題に敏感で、色んな社会課題をテーマに私と話す。


ご飯を食べながらだったり...お風呂に入りながらだったり…

例えば、芸能人の不倫がテレビで騒がれてることについて、どう思う?から

一夫一妻制の話になって、

日本がもし、一夫多妻制になったら、になって

逆に、一妻多夫制になったら、になって

メディアの情報操作とかの話になる。


日本の性教育が、ほかの先進国に比べて遅れてるという話から、

学校で習った性教育の話になって、

トンボの交尾の映像で命の大切さなんて分かるか!ってなって、

お母さんの初体験の話になって、

お母さんの変な友だちの、AV男優の森林さんの話になって、

「莉亜さんは知識として、知ってていいけど、体験するのは、ずっとずっと先でよろしーい!」ってなる。


議員が「LGBTは生産性がない」発言問題から

もし、私が女の人を好きだったらどう思う?ってなって

お母さんには、元カノがいたことを知って

同性を好きな人と、生まれながらに心と体の性別が違う人は、悩みも違うってなって

私はもし、クラスの男の子が「俺、男の子が好きなんだ」って告白したら

それは「俺、ピーマンが好きなんだ。」と同じで

「え?俺、男が好きな男なんて嫌い!」っていう差別は

「え?俺、ピーマン好きな奴なんて嫌い!」と、同じなんだけどってなって、

でも、そこには宗教とか、信念とか、色んな考え方があるから、難しい問題だねーってなる。


こんな話を、学校の友達にいうと「えー!?りあちゃんちってへーん!」って言われて

「そういうの、話しちゃいけないんだよ?」って、引かれることになる。

なので、私は友だちにはあんまりそういう話はしないようにしている。

だけど、いつか私が「誰にも言えない問題」を抱えた時に、真っ先に相談できるだろうお母さんがいるのは、ありがたいとも思う。


山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。