「皐月と美月の夏」 <note版⑨>
9話 美月の話 「七家のお客さん。」
ドアが開く鈴の音と共に、キャリーが現れた。
皐月はジュースを飲みながら、じっとキャリーを観察している。
「え〜!?キャリーなの?どうしたの?今日くる予定だったっけ?」と驚いて聞くと、綺麗な銀色の髪をブンブン振りながら「ノーノー!予約はしてない。いきなりきたよ〜サプライズ〜!」と軽やかに笑った。
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山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。