「皐月と美月の夏」 <note版⑫>
12話 皐月の話 「伝説の祈り星。」
“美月ちゃんが、泣いていた。”
私は小さくなっていくパパに、一生懸命手を振りながら、追いかけそうになるのを必死に我慢した。
フェリーが出発して、小さいパパがついに見えなくなって、美月ちゃんに繋がれた手がぎゅーとなっていることに気づいた。
美月ちゃんを見上げると、パパの方向を見つめながらポロポロ泣いていた。
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山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。