タロットが読める!エレメント(四大元素)とスートの特徴
「エレメント」と「数字」の意味は西洋占術を理解するうえで重要事項だと思います。
正直この2つさえ覚えていればどんなシチュエーションにも応用できます。
タロット以外の西洋占術を覚えようとするときも必ず出てくるので、知っておいて損はないです。
エレメント(=四大元素)とは?
なんとなく理解していればいいと思うので、着地点から申し上げます。
四大元素とは、この世界を構成する「火」「土」「風」「水」の4つの元素のことです。
それぞれ“性質”があり、タロットカードでは、小アルカナを構成する「スートの特徴と結び付けられて考えられています。
では「四大元素と対応するスート」とその性質は
「火」=ワンド…「情熱」「直観」「創造性」
「土」=コイン…「豊かさ」「仕事」「金銭」「安定」「五感」
「風」=ソード…「言葉」「知恵」「コミュニケーション」「判断力」
「水」=カップ…「感情」「愛情」「主観的」「過去」
大まかにこんな感じ。
これだけじゃよく理屈がわからんと思われる方もいるかもしれませんので、
一応ちゃんとした説明を別の記事に書いておきますね!
四大元素と対応するスートがわかるだけでタロットが簡単に読めるようになります。
例えば
1,数が多い
2,数が少ない
3,スートの相性を見る
以下の点に着目するだけで、問題が見えてきます。
1,数が多い
スプレッドに多く出ているエレメントから
火…情熱や精神性に関連する事柄
土…生活やビジネスと関係する事柄。
風…知性やコミュニケーションと関係する事柄。
水…恋愛やメンタルに関連する事柄
2,数が少ない
スプレットに無いエレメントから(または逆位置が多い)
火…勢い不足。やる気の不足。目的の不足。
土…資金不足。現実的視点の不足。
風…コミュニケーション不足。知識不足。理屈が抜けている。
水…共感力不足。感情に囚われている。
そしてエレメントのにも相性があります。
カードのエレメントから相談者と相手の関係、相談者と問題の本質などを読み取ることができます!
4つのエレメント同士の組み合わせは10通りあります。1つ1つ書いていくとややこしいので、最初に基本ルールをお伝えします。
3,エレメントの相関関係
基本ルール
・同じ元素の場合は、お互いのパワーを高め合う
・ワンド×カップは反発しあい、お互いの影響力を弱める
・ソード×コインは反発しあい、お互いの影響力を衰退させる
・反発しあう事のない元素の組み合わせは、互いの影響力をゆっくり高める(ワンド×ソード、カップ×コインの2通り)
同じエレメント同士の相性は良しとし、その性質の特徴をより強調するとします。
また、その他の異なるエレメントの組み合わせは
「お互いのエネルギーを気づかせてくれる」とか、
「異なるエレメントによって別の視点を得ることができる」とか
「お互いに無い部分を補い合える」とか
読んでいけばいいと思います!
例えばですが、読み方の例をあげておきます。
それぞれの異なる組み合わせと、その相性はこちら。
◎相性良い
ワンド×ソード
お互いを成長させる関係。
「情熱」を「理性」で支える。ただし、感覚的になったら、冷静に論破される。
カップ×コイン
お互いに協力し合える関係。
「現実主義者」を「感情」で潤したり、不安定な感情を堅実に受け止めてあげたり。安定感がある関係。
〇普通
ワンド×コイン
それほど影響を与え合わない。接点が少ない。「情熱」が「実践的」なアプローチを後押しして目標を達成できる。どちらも実行力あり。
カップ×ソード
それほど影響を与え合わない。感覚にズレあり。「感情的」な問題を「思考」で分析し、解決策を見つけられる。どちらもコミュニケーション上手。
△相性悪い
ワンド×カップ
衝突しやすい関係。火と水の関係で相手が言う事が気に入らない。
ソード×コイン
お互いの価値観が合わない関係。「理屈」が理想論に聞こえたり、「堅実」な姿勢がのろまに見えたり。計画が勝つか、努力が勝つか、両者良い部分はあります。
なぜそう言えるのか?そう感じた方はこの記事に書いておきます。
正直、カードの意味を覚えなくてもこの四大元素の理論を突き詰めて考えればタロットカードは何となく読んでいけます☆是非参考にして下さい。