小アルカナを数字の流れで読もう
小アルカナにはコートカードを除いて、1~10まで数字が書かれていますよね。どのスートも似たような並びをしているのは(皆さんなんとなくわかっていると思いますが)、数字に意味が存在するからです!!
とくに小アルカナにおいては、数字の並び順が重要で、数字が進むにつれて、一つの物語のように進行しきます。
今日は、「1~10の数字がどんな物語をつくっているのか」、そのストーリーについてご紹介したいと思います。タロットカードに興味がある人や、数字の持つ意味を知りたい人にとって、きっと役に立つ情報となることを願っています。
各数字の持つテーマ
小アルカナに入る前に、まず各数字が持つテーマとは何でしょうか。
1、はじまり
無から有が生まれた状態。”点・”と表しましょう。
2、関係性を持つ(方向性が決まる)
違う性質の”点・”が出会い、つながりが生まれた状態です(connect the dots点と点をつなぐ)。2つが協力した結果、この先の方向性が決まります。
3、発展
2の状態に、もう1つ”点・”が加わった状態。ここで初めて形が形成されますね?(△)ゆえに3は誕生や発展していくことを表します。
4、安定・固定
3で創造されたエネルギーを固定させます。4は物質を安定させる数字です。
5、変化
4の安定した状態を崩します。なぜそんなことをするのでしょうか?それはさらなる発展のためには4が抱えていた安定や秩序を壊し、「変化」する必要があるからです。そこから、5の数字は不安定さや対立を意味します。
6、調和
一度壊れた5の状態を再び調和させた状態。
7、新たなる挑戦
6でとれた調和を成長の為にさらに壊します。
8、変化
7で壊した結果、新たな基盤を築きます。
9、極まり
完成まで、あと一歩の状態。
10、完成
1と0との統合。物事が完成し、それ以上変わりようがない状態。そして、終わりであると同時に次の始まりでもある。
以上です。各数字が、1から始まって10の完結に向かって進んでいく流れが何となく感じてもらえたでしょうか?
何となく掴めたら、今度はこれを小アルカナに当てはめてみましょう。
小アルカナの流れを数字でみる
1→願い事をする
2→願いを実現するために、関係性ができる
3→小さな結果が出る
4→結果が安定する
5→安定を崩す
6→つながりがいっそう強まり、再び安定する
7→この安定をどうすれば保っていられるか、思考する
8→その思考を現実化させるため、行動に移す
9→その結末が出る
10→その次のストーリーの始まる
この流れを元に、適当にストーリーをつけてみました。
1. ある日、主人公は1つの夢を見つけます。彼は自分の人生に意味を見つけ出すため、夢に向かって出発する覚悟を決めました。
2. 主人公は夢を実現するために、外に出て人々との関係を築き始めた。彼は協力し合い、共通の目標に向けて努力することで、夢に一歩ずつ近づいていった。
3. そうしていたら彼の周りに小さな成功が現れ始めました。これはまさに夢への第一歩であり、彼はその成功を励みにしてさらなる挑戦に向かいました。
4. 成果が安定し、主人公は夢に自信を深めていきました。彼はこれからも地道な努力を続け、夢を実現するための基盤を築いていきました。
5. しかし、安定していた状況が予測せぬ出来事によって崩れました。主人公は困難に直面し、夢への道が不透明になりました。
6. そこで、主人公は周りとのつながりを強化しようとしました。友情や協力が彼を支え、再び安定した状態に戻ることができました。
7. 安定を保つために、主人公は自らの思考を振り返りました。彼はこれまでの経験から学び、次なる一手を考え始めました。
8. 主人公は計画を現実すべく、具体的な行動に移りました。彼は新たな作戦を立て、夢に向かって前進しました。
9. その結果、主人公は夢を達成できました。長い旅路の果てに彼が手に入れたものは、ただの成功だけでなく、成長と学びでした!
10. そして、新しい夢が芽生えました。主人公は次なる挑戦に向かって進み、新たなストーリーが始まりました。
少しわかりやすくなったでしょうか?
では、ここまでして何が伝えたかったかというと、スートの物語はだいたい全部このシナリオの通り進んでいます。
ソードとかちょっと微妙なカンジはありますが、でも大枠はコレです。
タロットと数字の関係について、もっと詳しく知りたい方はカバラ生命の樹調べてみると良いと思います。
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