【タロット占い】コートカードの意味と読み方のコツ
コートカードとは、小アルカナの人物カードです。
これらのカードは、そのまま「こんな人」を表すカードでもあるため、人間関係や個人の特性を示す際に役立ちます。
しかし、丁度よいタイミングで引けるわけでもありませんし、「人物」という偏った意味合いを持つがゆえに読みづらいと感じてしまうことはないでしょうか…人物があんまり関係ない所で出てこられたり。正直扱いずらい。
今回は、コートカードの一般的な意味と解釈のポイントを紹介します。
ペイジ(Page)
★特性★
若さや、新たな始まり、学びの過程の象徴。まだ未熟者のヒヨコ。学び途中で経験は少ないものの、その分、大きな可能性を秘めています!活発で冒険心もありますが、ナイトより迫力がない。感受性豊かで優しい。
【年齢】
少年・少女
【人物像】
・幼い、未熟。感情豊か、従順、知りたがり・・・な印象がある人
・年下、後輩、部下、学生
【人物像以外の要素】
・新しいアイデアや情報を得られる兆し。
・学ぶ姿勢が大事な時。
・メッセンジャー。人や環境からメッセージを受け取る暗示。
【キーワード】
純粋・無知・世間知らず・伸びしろ・不安定・憧れがある・繊細
ナイト(Knight)
★特性★
行動力があり、恐れを知らず挑戦できる人。エネルギーに溢れ、努力ができます。しかし、発展段階です。今は夢を形にするため動き回っているカンジ。目的意識があり自由で軽快だが、キングより責任感が薄い。
【年齢】
20~40歳くらまでの働き盛りの青年男性
【人物像】
・社交的、行動的、猛々しい、目標を持っている、情熱的・・・な印象がある人
・同僚、若い男性
【人物像以外の要素】
・スピード感アリ。状況は速めに展開していく。
・問題に立ち向かう時。積極的な行動をとって良い時。
【キーワード】
仕事熱心・プライド・向上心・使命感・無神経・自分本位
クイーン(Queen)
★特性★
観察力があり、気配りができる。共感力があり、他人を受け入れられる人。目に見えない情報をキャッチできます。女性なので言いたいことを抑えて周りに合わせます。良くも悪くも感情豊かな人。感情で考える人。
【年齢】
成人女性
【人物像】
・包容力がある、マネージャータイプ、お母さんみたい・・・な印象がある人
・年上の女性、女性リーダー
【人物像以外の要素】
・周りの人たちの声に耳を傾ける時。
・No.2の立場で、周囲を導く時です。
【キーワード】
母親的・柔軟性がある・寛大さ・愛情・感情的・洞察力(見抜く力)
キング(King)
★特性★
精神的に落ち着きもあり、立場や守るものがあったりします。自分の考えや信念に忠実だし、周りの人々を導くのが得意。理屈で考える上、経験を重視するため頑固者だが、それは強い責任感と優れた判断力も備わっているということ。
【年齢】
40代以降の成熟した男性
【人物像】
・大物感がある、頼りになる・・・な印象がある人
・年上の男性、権力者、自分の分野でポジションを築いている人(実際にキングと呼ばれていたり)
【人物像以外の要素】
・リーダーとしての役割を果たす時。
・理屈を立てて、現実的なアプローチをしよう。
【キーワード】
余裕がある・責任感・安定感・地位と名誉・自信・権力
コートカードの読み方
本人と関係がなさそうな場合でも、以下のような人物ではないか?と意識して読んでみる。
そのまま読めなそうな場合は例えばこんな感じで考えてみる。
①お手本とすべき人
相談者が目指すべき人ではないか?という視点で読んでみる。
または、相談者の問題を解決するにあたり、学ぶべきことや、改善すべきことを教えてくれる人という視点で読んでみる。だとしたら友人関係や同僚関係にヒントがあるのかな?とかいろいろ推測を進められるし。カードを反面教師として読むこともできるかも。
②自分が勘違いしている部分に気づかせてくれる人
今後、この人から何かしら気付きを得る可能性があるから注意しておく、と読むことができますね。
③一緒に行動すべき人。後々良い方向につながる人
サポートや協力をしてくれそうな人とか、または自分と同じ目標や価値観を持っているかもしれない人とか。この人と一緒に行動すると、自分もやる気や自信を持てるようになるかも、というメッセージで出て来てるかもしれない。
カードが暗示してることは必ず何かあるはずなので、状況との関係性を見つけられるようにいろんな可能性をとりあえず考えてみたらいいと思います。
とはいっても過大解釈しないように。その可能性があるくらいの意味でとりあえず読んでおこう。
ただ単に人物を表す場合、と考えられるかもしれませんしね。
①相談者をあらわしている。
②相談者が未来に出会う人物。
③問題の鍵を握っている人物。
以上はあくまでも仮説として捉え、臨機応変且つ出たカードに間違いはないと信じて読んでいきましょう。
コートカードが読みにくい時の対処法
ではコートカードが出てきて、どうしてもどう読めばいいかわからないという場合。そんなときは、基本に立ち返りましょう。
コートカードは、各スート(=エレメント)と上で説明した人物のタイプの組み合わせで表されます。
スートは、ワンド(火)、カップ(水)、ソード(風)、ペンタクル(土)の4つで、それぞれに対応するエネルギーや性質があります。
ちなみに各スートの意味はこんな感じです。
ワンド=情熱的、野心がある、積極的で意欲的、行動的
カップ=感情豊か、愛情深い
ソード=知性的、自由な、柔軟性がある
コイン=実務的、現実的な考え方、忍耐できる
人物タイプの特徴はこんな感じでしたね。
ペイジ=若者。好奇心旺盛で学びたい気持ちあり
ナイト=青年男性。行動力と情熱あり
クイーン=成人女性。思いやりあり
キング=熟年男性。リーダーシップと責任感あり
コートカードを読むときは、この2つの要素を組み合わせて、カードのメッセージや意味を考えます。
例えば『ワンドのキング』は「情熱的でリーダーシップのある男性」という人物像が読めます。
それを人物じゃなくて、状況に応じて当てはめたりね。
例えば『ワンドのキング』を状況に当てはめて考えたら、「自分の目標に向かって積極的に行動すること」とか。この場合「行動すること」という部分に人的な要素が入ってます。
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