タロットカード【0.愚者】について考えてみた
The Fool=バカ者・・・ってヒドイ名前つけたな(笑)
「バカ」とは辞書によれば、社会的常識をわきまえない人のことだそうです(´;ω;`)でも昔から『バカほど怖いものはない』とか言いますよね。この語句は、常識を超えた行動をする人物はときに脅威になることだってあるという意味らしいですから、バカであることだってちゃんと良い面は存在するのです!!
例えば…これは偏見かもしれませんが、賢い人達は何かにつけリスクを計算したり、失敗を過度に意識したりしがちですよね。しかし一方で、無知であること…すなわち「バカ」でいれば、リスクや失敗の恐怖が見えなくなるので、結果として失敗を恐れずに大胆な行動ができるようになります(これも偏見入ってますが)。
無知ゆえに自分を信じて、状況にとらわれず行動する。それは不可能を可能にするパワーにさえなり得る――それが「愚者」だ――と私は思います。
ではまず、バカ・・・いや、恐れずに行動できるようになるには、何をすれば良いか?まあ直感を信じてみることが1番だと思います(テキトー)。
ほら、頭が働く人であるほど、他人の評価や意見を敏感に感じられるので、それゆえ行動をためらったり遠慮することがあるでしょう。しかし、バカであれば自分の感覚や信念に従って自信を持って自由に行動することができるのですよ。そもそも他人の意見に左右される思慮など持ってないし。
これはバカにして言ってるのではありません。
バカであることは、一見すると欠点のように思えるかもしれませんが、実際には大胆な行動を可能にする重要な要素であるのです!!
常識や他者の意見に縛られるのではなく、自分の信念に素直に従って、絵柄のように冒険するような気持ちになってやってみましょう。
「愚者」のおおまかな意味
「愚者」に与えられた数字は『0』。何もないところから始まる無限の可能性を意味します。時には恐れを捨てて未知の世界に飛び込む勇気を教えてくれるカードです。
「愚者」の少年は、新たな旅の始まりや、無限の可能性を象徴し、未熟者・未完成でありながらも、夢の達成や成長を目指して進む存在です。
旅の始まり。無知で純粋なスタート。冒険や新たな可能性への飛躍。
かつ、私たちに新しい挑戦を促しつつも、慎重にバランスを取る大切さを提起しています。
「愚者」の象徴
この絵柄は、人生という旅の一歩目を踏み出す瞬間です。見て下さい。
彼の背中には小さな荷物、手には白い花があり、崖っぷちに立ちながらも、恐れずに前を見ています。足元どころか、背後には険しい氷山までそそり立ってますが、本人は気にした様子もなく軽やかな足取りで進んでいる様子です。なんか楽観的なカンジしますよね。ズルっと落ちそうな危ない場所に立ってるのに上向いて笑ってるし。犬の方がしっかりしてそうだぞと思ってしまいます(笑)
また、背景の小物に白色が多いのが目立ちませんか?“白”は純粋さ・無垢な色ですね。しがらみから解放され、未知の可能性を感じます。
これが意味するのは、まだ見ぬ未来への期待や好奇心、純粋な好奇心の表れです。
以下、「愚者」のカードを読み解く際のポイントを紹介します。
正位置の場合
キーワード:新しい始まり、無限の可能性、自由、冒険、無邪気。
ぶっちゃけ:愚行。狂気じみている。幼稚。無責任。あっぴろげ。
※大事な事ですが、人に伝える時は言い方に注意が必要です。
「愚者」が正位置で現れた場合、新しいスタートや未知への挑戦を促してます。
このカードが出たということは、目の前の枠や先入観にとらわれず、自由な・創造的な方法で進んで行こう、あなたは今そういうエネルギーに溢れていますということです。または、偏った思い込みに囚われていると教えてくれてるのかもしれません。
ここで冒頭の話につながりますが、あなたは直感に従って、リスクを恐れずに一歩踏み出してみることが重要かもしれません。過去の経験とか常識に縛られない行動が、かえって思わぬ成功や大発見をもたらす可能性がありますから。
意味を見つけようとか、いろいろ考えてがんじがらめになるより、将来に期待を持たず、まず一歩踏み出してみたらどうでしょうか。「成功しなければならない」みたいな固定観念から放れて「どうせ暇つぶしでやってるから」みたいな軽い気持ちで考えてみる。いや、そんな軽い気持ちで考えられない問題なんです…と本人にとっては大問題であるかもしれませんが…まあ結局人生なんて、誰かに迷惑をかけない限り自分らしく振舞えばいいのですから…自己責任だと思ってやっちゃいなよ(キムタク風)。
また、「愚者」は純粋さや無邪気さという意味もありますので、純粋な心で物事に向かうことが運を開くカギとなるでしょう。
【恋愛】
・無邪気な恋の始まり
・相手はしがらみや、過去にとらわれない自由・爽やかな関係を望んでいます
【仕事・キャリア】
・運勢が新しい挑戦を応援してくれてる
・未知の分野に飛び込むチャンス
【おすすめの行動】
・頭を柔らかくして考えてみる
・新しい方法で試してみる
・知識やスキルを身につけよう
・常にアンテナを張る
・無謀に思えても、直感に従って大胆に、何か新しいものを求めて行動するとき
そもそも直感って何?よくわからん、という方は「考えるよりも実行してみる」と考え直してください。そういう人って、行動する前に計画を立てたり検証や仮説を考えてみないと信用できないみたいなしっかりした人だと思うんですよね。でも、時にはあえて計画を立てずに、あなたがアホらしいと思う事をやってみる事が”今は”成功の近道かもしれないんです。
逆位置の場合
キーワード:無知、気まぐれ、落ち着きがない、
ぶっちゃけ:失敗のリスクあり。無謀すぎる…。注意不足、軽率、無計画、
逆位置の「愚者」は、軽率さや無計画さによるリスクを警告しています。目の前にある問題に対して、舐めてかかってないか?十分な準備ができていないか、注意を払っていないか、もう一度考えてみては?という忠告になっています。無謀な行動を取ってしまうことで、失敗や後の黒歴史に繋がる恐れがありますからね。逆位置で出たときは、「無知だ」と言われてることを自覚して、下調べして計画を立ててみたり、周りの人のアドバイスに耳を傾けたり少し用心してはどうでしょう。
【恋愛】
・感情的に突っ走ってしまい、関係がうまくいかなくなるかも。相手の気持ちを考えることが今は大切かも。
【仕事・キャリア】
・慎重さに欠けた判断がトラブルを招く暗示。落ち着いて状況を見極めましょう。
【慎むべき行動】
・不注意によるミス・トラブル・ケガなどに注意。
・無謀な行動が失敗を招く。
まとめ
「愚者」は、人生を楽しむことや、経験を積み重ねていく過程そのものを称賛しているのです。
ただし、無知や軽率な行動が時にはトラブルを引き起こすこともありますから、ほんの少しの慎重さを忘れずに進んで行きましょう。
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