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【赤根島】三島由紀夫の小説に出てくる形のいい無人島をてっぺんまで登ってみた!③【静岡県下田市】
下田市にある「地続きの無人島」赤根島。
僕がこの島に注目した理由はいくつかあります。
まず、こんな目立つところにあるいい形(三角形)の島なので、なんらかの信仰の対象になっているかもしれないと思ったのです。海の安全と豊漁を願い、海の神を祀った神社や祠などが島の頂に設けられていてもおかしくありません。
また海が広く見渡せる立地から、古来より海防の要衝であった可能性もあるのでは。江戸幕府または旧日本軍が何らかの軍事施設を建設していたとしたら、その遺構にワンチャン出会えるのではないか。
まぁ、そんな大それたものが存在してたら現に観光地化されててもおかしくないし、ネット上に何の情報もないところを見るとあまり期待しない方がいいかもな、と臨んだ今回の探検です。
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さて、どうやって進みましょうか。
頂上方面を見ても薮しか見えず、ここまで登ってきたような明確な「道」はありません。
と、逆に崖の方に目をやると、
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何者かが設置したロープが急斜面を伝っています。
目指す頂上とは明らかに真逆の場所に誘われてますけど、道があるなら踏み込まない手はありません(笑)
お気に入りのコートとニットを着てきてしまったのでこの場に脱いで行きます。さっきまでの登りで大汗をかいてますし。
って、だぁぁぁ〜〜ッ
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いや、ニット脱いでよかった(笑)
斜度80°はあるかという急斜面。軍手も何もしていない手で掴むロープだけでは不安で、全身を接地させて虫のように降りていきます(笑)
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降りきりました。
はい案の定、磯釣りフィッシャーマンが釣り場に降りていくために設置したロープでした。
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ふと目の前の海を見やると、向こう岸の高台に我が愛しの下田東急ホテルが見えます。今ごろ嫁は湯上がりポカポカでごろ寝をしていることでしょう。
さて、島の頂上を目指しているのでした。時間がありません。降りてきたロープを逆に登ります。これが本当にキツい!てか、フィッシャーマンは釣り道具等の荷物を持って本当にこのルートを上り下りしてるのでしょうか?釣った魚を入れるボックスなんて抱えて無理でしょう⁉︎
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はい、黄金色の夕陽の展望台に戻ってきました。
頂上に行くには、
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やっぱここを突破しなきゃならないみたいです。
第4回に続く。次回最終回!