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発病③〜診断がつかないという辛さ

初の生検で診断がつかず、そのまま退院となりました。

途方にくれながらも、親戚、知人らから病院の情報を集める日々。
私の首の腫れは大きくなり体調もますます悪くなっていきました。

覚えているのは、祖母が「腫れ物にはアロエ湿布がいい」と育てていたアロエを切って首に当ててくれたこと。また頻繁にオネショをするようになり、オムツをつけられたこと。具合が悪い中でもボンヤリと「小2なのに恥ずかしいなぁ」と思いました。

そんなある日、親戚に勧められた病院へ行くことに。そこから紹介されてK病院、さらにはS形成外科……母と私は市内中を回りました。

お医者さんには
「なんでこんなになるまで放っておいたの」
「(腫れ物が大きいので)覚悟を決めて下さい」
と言われたそうです。

放っておいたわけではない。どうにもできなくて困っているんです!
ーー母は心の中で叫んでいたと思います。

結局、S形成外科のお医者様の勧めでH大付属病院で受診することが決まりました。

病院からの帰り道。
途方にくれたように立ち止まった母の横顔。
今も眼に焼き付いています。

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