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パピコを独り占めして色々考えた。【頑張りすぎない日記】

暑い。とにかく暑い。
わたしは夏が苦手だ。
なんだか呼吸がしにくいし、食欲はなくなる。
3日に1回くらいで頭も痛くなってしんどい。

だけど、外で食べるアイスが好きだ。
暑くてじめっとした中で、ひんやりと喉を通っていくアイスはいつもの何倍も美味しく感じる。

今年の夏は神戸で過ごす。
地元で長く暮らし、去年の秋に神戸へ引っ越した。
はじめての神戸の夏。

めちゃくちゃに暑い。

地元の丹波篠山は盆地特有の
暑さがある。
だけど、神戸はコンクリートに囲まれて
非常に湿度高い。

だけど、いいところは
大好きな親友が近くに住んでいるところ。

私たちはよく仕事終わりに待ち合わせては、近所を1時間ほどウォーキングして、
公園でお喋りして解散。という
『ウォーキング部』を結成している。

今日もウォーキング部の活動日だった。

1時間も神戸の夏の夜を歩けば、
汗は止まらない。

ダイエットも兼ねている私達だけど、
これは耐えられない。

『アイス食べる?』『アイスする?』

やっぱり私たちは親友だ。

近くのスーパーのアイスコーナーへ急ぐ。
カラフルなパッケージのアイスが
みっちり並んでる。

さあ。どれにしようかな。
定番バニラや、濃厚そうなチョコ味。
カップのものから棒タイプのもの。

今日の気分はさっぱり系。
これだ!
と、手にしたのは「パピコ」だった。

君に決めた!
と、ポケモンマスターばりにパピコ一直線。
隣の親友はチョコ味のカップアイスを持っていた。

あ、、、。分けられへんなあ。

ふとそんなことを考えた。

それぞれが好きなアイスを買って食べるだけなのに、
なぜ私は分けられないな。などと思ってしまったのか。

それは、私が選んだアイスが
パピコだから。

パピコは、皆さんも簡単に想像がつくだろう
チューブ型のあのアイス。
パキッと分けられる。
そう、分けられるのだ。

CMなどでもパピコは誰かと分けて食べられている。
ドラマや映画、アニメなんかでも
恋人、友達、親子、
たくさんの人々がパピコをシェアしてきている。

そんな中、わたしはこのパピコを1人で食べようとしているのだ。

そして、友達と分けられないことに気がついて、ざわっとした。
罪悪感のような、少し寂しいような。
なんだか恥ずかしさもあったかもしれない。

たった今、私はパピコを1人で食べ切る女になろうとしている。

でも食べたいのはパピコで、
分ける相手はいない。

公園に座って、わたしは1人でパピコを食べ出した。

美味しい。
さわやかなヨーグルトテイスト。
ああ、美味しい、、、!!

こんなに美味しいものを1人で食べて何が悪いんだ。
めちゃくちゃに量が多いわけでもないし。
カロリーだってそこまで高くない。

『パピコは誰かとシェアするもの』

という誰が決めたでもない固定概念に、
私はいつのまにか縛られていたのだ。

きっと、この固定概念はパピコだけじゃない。
学校、仕事、家族、結婚、、、

美容師は美容室でしか働けない。
ある程度の年齢になったら結婚するもの。
家族とは仲良くなくちゃいけない。
夢を持たないといけない。

ふむ。
なんだか古い。
考え方が古い。
だけど、意外とこの古い考えは私たちの周りに蔓延っている気がする。

フライパンの裏っ側についたコゲみたいに、
いつのまにかへばりついて、
気がついたら擦ってみるけど、
やっぱり消えない。

でも、わたしは自分の意思でパピコを選んで、
1人で食べ切った。

そして、とても満足している。
誰かに
「うわ。あの人ひとりでパピコ食べてる」

と、言うこえもきこえてこないし、
誰もわたしを見ていない。

世の中そんなもんなんだな。
みんな他人のことなんて、そこまで気にしてないもんなのね。

じゃあ。
それならば。

みんな、1人でパピコを食べようではないか。
好きなものを選ぼうではないか。

自分で、自分の思ったことを、やってしまおうではないか。

固定概念とか、社会の常識とか、当たり前とか。
全部気づかないふりして。見て見ぬ振りして。
というか、そんなもの知りませんよ?というアホな顔して( ◜◡◝ )🌟

そんなこんなで、わたしは今日も好きにやらせてもろてます。


とりあえず、今日はハーゲンダッツ大人買いでもしてみますか。🍦🍨

あ、パピコ全種類買いでもいいな。


さあ、今日も頑張りすぎないぞ〜〜

多拠点美容師を目指しております。私からお客様に会いに行けるnewスタイルを作りたい!よかったらサポートお願いします🥺