決戦が好きな国民性
その種目の決戦で頂点に立った選手は素晴らしい。
高校球児の甲子園。
正月の箱根駅伝。
高校サッカー選手権大会。
それぞれの決戦のために努力して相手に勝ち続けることで特別な何かを得る。だがその決戦は終わった瞬間全てリセットされるような感覚がある。そんな儚さも日本人特有の美学なのだろう。
自分の中では決戦と考えると間に合わないことが多いので、いつもスポーツの戦いはリーグ戦だと思っている。その中で勝つことに全てを注ぐことは当然の準備だ。その結果負ける経験こそがあらゆる知恵を与えてくれる。失敗が許されない戦いなど基本的にないのだから。次に進めばそれは全て生かされる。
決戦はエンタメとしては心を打つものだが、選手にとっては通過点でしかない。
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