変な夢シリーズ 〜友達と待ち合わせ〜
大学時代の友達と、待ち合わせをする夢を見た。
自分がいたのは、賑やかで、色んな人たちの笑顔で溢れる街だった。
けれど、都会のようにそこまで広い場所ではなかった。
周りは待ち合わせをしている人がほとんどのようだった。
約束の時間になっているから小走りで急ぐのだけど、友達が全く見つからない。
知らない顔ばかりだ。
もう、近くまで来ているというのに。
そもそも約束の場所がどこかもわからない。
決めていなかったのだろうか。
人混みの中、ぐるぐると同じような場所を行ったり来たりしながら、結局1時間ほど遅れてしまったが、やっと友達と会えた。
その後、友達と一緒にカフェに入った。
そのカフェといったら、先ほどの雑踏の中とは程遠い、静かで落ち着いた雰囲気のカフェだった。
小綺麗な感じのソファ席で、メニューを見ていた。
でもなぜかシフォンケーキばかりで、自分はチョコレートブラウニーだったり、ショートケーキなどのくどくてずっしりとくるようなケーキが食べたかったから、店員に聞いてみると、メニューにのっていないだけで実はあるようだった。
私は何種類か好みのケーキを頼もうと思った。
で、その時初めて気づいたのだ。
(あれ?そういえば友達を1時間ちかく待たせておきながら謝罪も何もしていないぞ。
そうだ、このカフェでいくつかケーキをおごらせてもらおう。そうだな、大体1000円分ぐらいはおごらないと。)
そこで私はお詫びに、自分が好きなケーキを何種類か選んで、友達にご馳走することにした。それを伝えると、温厚な友達は静かに微笑み喜んだ。
でもなぜ私は、友達が食べたいものを聞かなかったのだろう?と夢の中で自分自身に違和感を覚えるのだった。
このように、過去に何回か私はたくさんのケーキを選ぶ夢を見たことがあるが、どれも食べるまでには至らずに夢が覚めるのであった。
(そう、夢ってのは大体焦ったり、疲れたり、怖がったり、怒ったり泣いたり、そんなものばかりで、おいしい思いをする夢など、そうそうないのだ、きっと。)