見出し画像

先輩たちの経験や失敗談 新入生へ送る教訓

2024/3/28発行 新歓号(1058号)

新入生が抱く新生活への不安感を払拭するため、4人の優しい在学生によって大学生活の経験や失敗談を語り合う会が開催された。新入生はぜひ本稿を熟読し、今後の生活に役立ててもらいたい。

参加者:S氏(法学部政治学科4年)、Y氏(文学部史学科3年)、T氏(文学部日本文学科3年)学年は2024年度、司会:長谷川桜子

司会「早速ですが、皆さんが入学後に不安に思っていたことを教えてください。」
S氏「人間関係についてですね。僕は上京組でもあったので。ですが大学寮に住んでいるため寮で友達ができましたし、入学式で同郷の同じ学科生と出会い仲良くなりました。」
Y氏「同じく人間関係でした。必ず1人には声をかけようと固い意志を持ってオリエンテーションや新歓に挑み、友達ができました。あとはメイクやファッションですね。YouTubeやInstagramを見て磨いていきました。」
T氏「冗談抜きで、不安はなかったです!」

司会「入学当初、正直無理していたこととは?」
S氏「キャラですね。高校時代ガリ勉キャラでしたが、入学後3ヶ月間ぐらい無理して変わろうとしていました。ですが、自分に合わない場のテンションが辛いと感じ、徐々に元に戻りました。」
Y氏「私はスケジュール管理を無理していました。計画性の無い性格なのに良い手帳を買い、毎回日記や予定を書き込んでいました。ですが早々に自分の本性が出てやめました。今はスマホで簡単に管理しています。」
T氏「僕は、さっきと同じく無理していたことも本当になかったですね。」

司会「初対面の人とのコミュニケーションで大事なこととは?」
S氏「いきなり素を出さないようにはしつつ、キャラを無理しないことですね。大学は広いので必ずどこかで気の合う人は見つかります。」
Y氏「私も同じです。私は新歓で出版系からテニスサークルまで幅広く参加しました。結局は自分の身の丈に合うところに行こう、と思いました。」
T氏「僕が大事だと思うのは、人を傷つけない様にしつつ冗談を言うことですね。面白いことは言い、面白くないことなら黙っておく。正直でいれば合わない人は勝手に離れていきます。」

司会「次は勉強面について聞きます。振り返ってどうですか?」
S氏「専門科目に重点を置きすぎてILAC科目を真面目に勉強していませんでしたが、今になるとILAC科目も面白かったと後悔しています。あと、僕は紙で講義中のノートを書きます。大学生だからPC、というわけではないので、紙派の人は紙で大丈夫です。」
Y氏「英語の勉強をもっとやっておけばよかったと思います。講義の理解が大変でした。」
T氏「何も勉強していなかったので分からないですね。ニュースは見ておけば良いかなと思いますが、政治情勢の話ばかりしすぎると注意です。」
司会「ちなみに履修登録で気をつけるべきこととは?」
S氏「履修上限単位まで登録することと、1年生のうちはILAC科目を多めに取ることですね。専門科目に興味がある気持ちもわかりますが。」
Y氏「資格系の科目は計画的に履修することですね。また、楽単でも興味のない講義は苦痛なので取らない方がいいです。1年生のうちは履修上限まで登録すると良いですよ。」
T氏「ILAC科目をバランスよく取ると良いです。あと、僕はお腹が鳴るのが怖いので、講義を3連続では受けずに空きコマを入れていました。そうすると1日4限は意外にいけますね。」
司会「落単防止策を教えてください。」
S氏「講義への主体性でしょうね。専門科目に関係する書籍を読んでおくと、試験もなんとかなります。授業終わりに教授に質問しに行くのもありですね!」
Y氏「とにかく提出物をしっかり出すことです。たとえとんでもない内容のレポートでも、提出することが大事です。課題はギリギリでも徹夜で諦めずに提出しています。」
T氏「基本ですが、授業は必ず休まず出て、課題は遅延でもいいので絶対に出すことです。」

司会「サークルについても聞きます。振り返ってどうでしたか?」
S氏「僕は英語サークルとバンドサークルに所属しています。バンドの方は幽霊部員と化しています。ギターの維持費が負担だったので。」
Y氏「私は旅ランサークルと出版系、歴史系サークルです。たまにしか参加しないものもあります。」
T氏「出版系とイベントサークルに所属しています。」
司会「そもそもサークルは入った方が良いですか?」
S氏「無理して入る必要はないですが、人間関係の構築にはもってこいのコミュニティですね。」
Y氏「同じ学科以外の友達ができるというのがサークルの特長です。サークルの先輩から教えてもらえることもあるので。負担にならない程度に入っておけば良いのでは。」
T氏「多分、人間は何かに属しておいた方が良いと思います。大学に来なくなるぐらいなら拠り所見つけると良いでしょうね。」司会「自分にあったサークルの選び方とは?」
S氏「僕は10個以上のサークルの新歓に参加しました。飛び込んでみないとわからないこともあるので行って良かったと思います。自分と似たような性格の人が多そうなサークルが良いですよ。」
Y氏「先輩の人柄を見て決めると良いです。」
T氏「僕は直感で決めました。趣味をサークルにするなら簡単ですが、新しい事を始めたい時は合わないと辛いですから。」
司会「もし入ったサークルが合わなかった時、どうすべきですか?」
S氏「僕は幽霊化することをお勧めします。ただ幹部の人達に迷惑がかかることもあるので、幽霊化はシーズン毎が良いでしょう。」
Y氏「私も自然消滅が一番平和かと思います。」
T氏「パッと辞めて勝手に消えたらいいです。サークルなんてそんなものですから。」

司会「皆さんはバイトもやられているということで。まずは、お勧めのバイト先を教えてください。」
S氏「お勧めは塾講師ですね。理由は新たに学んでおかないといけないことがないからです!友人の紹介で始めました。実際に働いている人からの紹介は信用できますよ。」
Y氏「接客スキルが身につくので、高価格帯の飲食店もお勧めです。値段の安い店は客層があまり良くないので避けました。」
T氏「僕は適度に忙しいバイトが好きです。働いた対価って感じがするからですね。」
司会「バイトで気をつけることとは?」
S氏「シフトを断るときははっきり断ることです。学生はバイト先に就職しているわけではないので。」
Y氏「バイト先の人間関係が合わなくなったら辞めても良いと思います!上手くやっていける人間関係は大事にした方が良いですね。」
T氏「面倒な人を好きになると大変ですから気をつけてください。属すコミュニティの人間関係は、バイトに限らず気をつけた方が良いです。」

司会「友人・恋愛関係についても聞きます。一番出会いが多かったコミュニティはどこですか?」
S氏「僕は寮です。」
Y氏「私は学部の授業です。」
T氏「サークルでしたね。」
司会「友人・恋愛関係での失敗談を教えてください。」
S氏「1年生の時、同じ学科の女子とデートしました。政治学科同士なので遠慮せず政治学について多く語っていたら、その子から引かれてしまいました。話題選びは大事です!」
Y氏「不真面目な子と仲良くなり、講義ノートやレジュメ貸して、と頼まれるだけの存在になりかけたことがありました。最終的にきちんと断るようにしました。」
T氏「人間として、メンヘラはしんどかったです。気をつけてください。自分もそうなってしまいますから。」

司会「ファッション・髪型・メイク失敗談をお願いします。」
S氏「冒険して弱金髪ぐらいの色に髪を染めたら全く似合わなかったことがありました。ちょっと悲しかったですね。あとウルフヘアなどのセットにテクニックが要る髪型は、管理できない人は避けた方が無難です。」
Y氏「成人式に合わせて髪を伸ばしたいなら逆算して計画的にやるべき、ということを伝えたいです!私は間に合わず、前撮りの時はボブの状態でした。」
T氏「髪色で出せる個性なんてたいしたものではないと思って、僕はパーマをかけていました。でも髪色もパーマも同じようなものですよね。パーマは手入れが難しくなりトリミング前の犬みたいになってしまいましたね。」

司会「多くの新入生には先の話になりますが、お酒の失敗談を教えてください。」
S氏「僕はお酒を飲むと泣き上戸になる時があって、それで周りに迷惑かけたことがありますね。」
Y氏「私は飲酒量をセーブしているからだと思いますが、お酒で失敗したことはないですね。限界を知らないのです。」
T氏「5歳年上の女性と飲んで、目が覚めたら2人で寝ていました。お互い何も覚えていなかったです。あと、酒とタバコの組み合わせは酔いが回りやすいので気をつけてください。」

司会「上京組のSさん(静岡出身)とTさん(兵庫出身)に質問します。一人暮らしのアドバイスとは?」
S氏「こまめに掃除をやりましょう。」
T氏「自炊に関しては、人間食べないと生きていけないので、嫌でも必要に迫られてやるようになります。」
司会「洗濯事情は?」
S氏「共有の洗濯機を使いますね!」
T氏「洗濯物はそこら辺にかけて干しておけば十分です。着る時になればそこから取る、みたいな。」
司会「体調が悪い時、怪我をした時のためにやっておくべきことは?」S氏「何かあったら友達の助けを借りたり、前もって近くの病院を把握しておいたりすると良いと思います。」
T氏「どこかで体調不良で講義を欠席することを見据えて、計画的に普段から出席しておくと落単を回避できます。」

司会「今になって振り返ると恥ずかしいことを教えてください。」
S氏「あまり調子に乗らないことですね。僕は滝廉太郎みたいな眼鏡をかけていた高校生でした。大学入学後は無理してキャラ変をして後々疲れました。自分を見失わないことが重要です。」
Y氏「たくさんの人に話しかけるという目標は、結局は話しかけても会話が続かなかったこともあるので、無差別に話しかけた自分が少し恥ずかしいと思うこともあります。」
T氏「恥ずかしいことしかないですよ。酔っ払っても理性を持つことが大事ですね。歌わない、服脱がないとか。でも、恥ずかしいことを大学生のうちにやっておくのも良いと思います。」

司会「最後に新入生へ一言、お願いします。」
S氏「僕は高校時代、物事を斜に構える人間でしたが、今は丸くなりました。人間変わります。冒険はしつつ、無理をしすぎないように!」
Y氏「入学前は誰にでも優しくしていましたが、そうしなくても良いと気づきました。ありのままの自分を大事にしてください。なんでも話せるような良い友人を作れるように頑張ってください!」
T氏「上京後は知り合いが周りにいなかったこともあり、自分の殻を破って会話ができるようになりました。そして大学生は自由が増えますが、責任を考えて遊ぶようにしましょう!」
司会「皆さん、ありがとうございました!」

いいなと思ったら応援しよう!