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エビータ来日公演 個人的解釈②

※7/26にところどころ追記しました!追記箇所には追記表記しています。

1つ目
https://note.mu/hose38/n/n8f20caf0e139
チェ覚え書き
https://note.mu/hose38/n/nf16672a9dd78

1個目が一幕終わりまで書いたので二幕から行きます。すいませんめちゃくちゃ長いしちょっと何言ってるかわからないというか普通に頭おかしいので振り落とされても書いた奴が悪いので気にしないでください。

幕が開けるとOn The Balcony of the Casa Rosadaが始まります。上段中心にチェがいます。ペロンを紹介して、ペロンに中心を譲るとすぐ葉巻を取り出し火を点けます。ここでチェはペロンに対して嫌悪感が丸出しです。うんざりした顔するわ首を振るわではけていきます。
エヴァの名前が出たところで下段に出てくるんですが、ここでペロンをめっちゃバカにしてエヴァが出てくる前にまた警備兵にボコられて去っていくんですが、この時に帽子を脱いでから連れてかれるんですよ。ヤバくないですか?ヤバイです。

上の流れでDon't Cry for Me Argentinaが始まりますが連れ去られたのでこの曲始まる時チェは不在です。この曲をチェが聞いてないって世界的に主流なんだろうか・・・違う気がしてならない・・・とりあえずこのバージョンでは有名な綺麗なメロディの間にはチェは居ないんですが、演説成功からの軍部に煽られて空気がおかしくなった後ににいつの間にか下段後方に居ます。いつから居たのかちょっとよくわからないのでもしかしたらちゃんと聴いてたのかもしれないけど、群衆が走ったりするからやっぱ振り向いた後なんじゃないかと思ってます。
この時には帽子も被ってるし葉巻も吸ってます。
(7/26 追記 確認してたらやはり民衆が再び手前に走ってきてから、しばらく経ってから下手側から出てきてました。)
チェは民衆が去ってから手前に出てくるですが、この時の空気がおかしくなってからエヴァがみんなに言う言葉がおそらくこっからのこの物語のターニングポイントみたいなもんなんだろうな。曲自体もそうではあるとは思いつつも。
最後に残るエヴァに拍手する上流階級はどういう意図だったんでしょうかね。本当に褒めてたともバカにしてたとも取れるけど、個人的には本当にエヴァを評価してたけど、上流階級に対する反発心が強すぎたエヴァが受け入れなかった・という流れなんだろうなと思っております。それを受けたチェのソロ辛いですね(ですね、と言われても)。

そしてHigh Flying Adoredです。ここまでもいろいろよくわからんこと言ってますが、こっからマジでヤバくなりますが、こういうのは正気に戻ったら負けなのでそのまま突き進みます。頭おかしいことたくさん言いますよ?!

チェ、脱ミリシャツ!!
脱ぎます!!!なんかしらんけど急に帽子もミリシャツもない状態でエヴァの鏡台に座ってるチェが現れます。なんでそんなところにいるんだ!変質者か!!怖い!!!そんな異常な状況ですがチェの1番有名な(大体)ソロ曲です。
これつまりどういうことかというと、帽子もミリシャツも脱いだチェはここまでに無いくらい本心が出てる状態なのではないかと思います。
若いのにここまで登りつめてしまったエヴァに対して思うところを呟いてるところですね。
帽子に関して革命家とか人間とか最初に書きましたが、もっと単純に帽子は理性の象徴でもあるのではないかなとも思います。帽子があると理性でものを見てるけど、それを脱いでる時は感情でものを見てるのでは、という(最初の説明にも書き足しました)。
そこでミリシャツまで脱いだチェはもう大変ですよ。ていうかエヴァが歌い出す前にエヴァの顔に手を伸ばしてるのふつうにヤバイですよね。チェが言ってること全然理解してないことエヴァが言い出したから手を引っ込めて葉巻に火を点けて去っちゃったのもヤバイです。なんだこいつは。エヴァがちゃんと話聞いてたらキスしてそうな勢いでしたよね。チェって何。

(7/26追記!!
7/25ソワレを観たんですが、ここ、演出が変わってました!!なんと最初から火がついた状態の葉巻を持って出てきてずっと普通に吸ってました!!えっ勘違いしてた???とメモ確認し直したんですが、ここのメモは当初から大事だと思っていた上に実際のメモの気持ち悪s・・・熱量がすごかったのでおそらくガチで演出変更したんだとおもいます。メモ取ったのは7/19公演なので一週間ほどの間で何が・・・葉巻に関する解釈が突然の死を迎えましたがまぁそれはそれでいくらでも解釈の余地はあるのでいいと思います。ステージの中ほどにマッチポイ捨てするのがちょっとよろしくなかったのかなーとか思いました。)

でその後Rainbow Highですが、チェが言ってること全く理解してないエヴァがおめかしするシーンなのでそのままチェはいません。からのチェ大ハッスルシーンRainbow Tour。とにかく演出の性格が悪い。ハロルド・プリンスのペロン批判みたいなのが丸出しすぎて怖いです。政治に対して風刺とか皮肉るのに本気すぎるのがめちゃくちゃ出てるヤバイシーンです。普通に怖い。
チェは楽しそうな雰囲気だけどもちろん帽子装備です。そりゃね。最初からペロンに手厳しい態度を取り続けてるけどペロンとムッソリーニ重ねるところの楽しそうすぎるところと「虹が薄れてきた」ってペロンに向かって言うとことかもうヤバすぎる。
んで各国色々言った後1番最後のNOのあたりで帽子を脱ぐんですよね・・・最後に記者っぽい人たちに帽子無しで混じってエヴァを囃し立てる。チェ的にはエヴァに自分の力量とかを察してもらいたかったとかそういうやつなんだろうな。
(7/26 追記 記者っぽい人じゃなくて上流階級と軍部でした。外国語喋るしどういう立ち位置なんでしょうね。あとここの最後のチェはアドリブらしいですね。そりゃそうか)

The Actress Hasn't Learned the Linesでは大方居ないんですけど最後に急に出てきて唐突にエヴァにチャリティーをそそのかす。しかも帽子もミリシャツも着てない。何。と思ったらAnd the Money Kept Rolling In (And Out)ですよ。はいここ本作最大の問題シーンです。チェがエヴァに唆したチャリティーの流れの説明なんですが、どう考えてもチェがエヴァに国民の支持とついでに金を獲させようとしてるようにしか見えない。なにこれ。いいのか?それはいいのか?それは禁じ手じゃない??チェ的にアリなの??でもどうにも途中でガッツポーズとかするんですよ・・・めっちゃゆっくりやるからガッツポーズじゃないかもしれないけどやっぱどう考えてもガッツポーズなんだよなぁ・・・あと床叩いたりするからいろいろよくわかんないっす。(7/26 追記 ここのチェの動きもアドリブみたいで床叩いたりしない時もあるのでこの辺はまたたまたま出会った回次第で人によって印象違うんでしょうね。)
でも何故かタンクトップだしマジで何。いや労働者に混ざるためじゃない?って言われるとそうですね、としか言いようがないんですけど。
しかしながら最終的に何故か労働者もろとも兵?に囲まれるの、恐らく警備兵みたいな感じで出てくる兵は作品通してペロンの政治の象徴だと思われるので、ペロン側から弾圧されたってことと見て、やっぱこれはエヴァのためだけどペロンにとっては快くない流れ、ってことかなって思うんですよね(ガンギマリ顔)。

いやいや何言ってんだ・・・って自分にビンタをしそうになったと思ったらSanta Evitaで帽子シャツ装備のチェによる「若いうちにみんなから人気を集めておけ」で後頭部を強打されるわけですよ。えっさっきの裏付けしてきた?何言ってんの?

からのA Waltz for Eva and Cheですよ、今作一番の事故シーンです!問題シーンの後に今度は事故!どういうこっちゃ!
エヴァとチェのワルツ期待してた人はいやワルツ踊れよ!ってなったかと思うんですが、見て!チェ帽子被ってる!
一体なにが起きてるかというと、大事なのはチェはエヴァにどんなことを訴えてるか、ってことですね、正直演出によってこの辺は解釈が変わるところではあると思うんですが、今回のチェによる主張は「もう十分に愛されているし、ついでに金も得たのだから、普通の人間としての幸せのことを考えて満足しろ」みたいなところだと思うんですよね。
そもそもエヴァがあんなに頑張って都会に出てきたりのし上がってきたのは、自分の生まれなどのコンプレックスから、成功して愛されたい・みたいなところで、政治に介入したりする気は無かったハズなんですよね。チェもそれを眺めていた、でもエヴァはいつの間にか自分は国民を愛しており、自分を愛してくれる国民のために生きるのが自分の目的だと思い込んでいます。

いつの間にそんなことになってしまったのか、Don't Cry for Me Argentinaはエヴァが国民の前で大芝居を打ったわけですが、この時にエヴァはエヴァ自身にも自分は国民を愛していると暗示をかけてしまったのではないかと推測します。
それによりエヴァはもはや自分の最初の目的を見失ってます。なのでワルツでもチェはエヴァに「エヴァ自身の幸せを求めろ!」と主張ししているのに、エヴァは「私が真っ向から政治をやってどうなるの」と的外れな返答をします。これもう論点が合ってない口論なんですよね。

論点がそもそも合ってない口論の末エヴァは「情勢不安な国にでも行きなさいよ」と実際のチェゲバラを思わせる内容をチェに投げかけるんですが、そのあたりでチェは帽子を脱ぎます。怒った風でも帽子を被って理性を持ってエヴァに語りかけてたチェがエヴァにチェゲバラとしての政治的な核心を突かれたところで逆に政治的な象徴である帽子を脱ぐんですよ・・・そしてなんか兵が来るんだかで逃げて行きます。
(7/26追記 最後にチェを追い出す警備兵みたいなのどうもペロンを象徴する兵と服装が違ったので、ワルツの最後にチェはエヴァから明確に追い出されたんだなぁと思います。)

その後のYou Must Love Meがまさかのエヴァピンで歌います。ペロンが後で出てくるけど決して視線を合わせたりしません。その後エヴァははけて、She is a Diamondペロンは軍部でなんやかんやした後にまさかのチェがペロンを直で責めに来ます。ブチギレです。エヴァの歌詞を繰り返してペロンに怒鳴る激情っぷり。それもエヴァが政治介入とかするきっかけになったのはそもそもペロンと出会っちゃったせいだからですよね。エヴァをこんな風にしたのはペロンのせいだ、とチェはハッキリペロンに対して怒ってるんですよね。

そっからももう自分を見失ってるエヴァは政治介入を進めようとしますが体が許さない。もう無理じゃん、ってところでチェがまた現れます。最初から葉巻を装備した状態でベッドの上に倒れたエヴァに覆い被さるような体勢をとったりしつつ(なんで?)Eva's Final Broadcastの準備をします。
エヴァのラジオ放送をチェはエヴァの横で聴いてるわけですが、なんかしらんけど最初は咥えてた葉巻途中で一旦しまうっぽくて気付いたら持ってないんですよね。

ラジオが終わってエヴァが力尽きるとMontageが始まります。これはエヴァのこれまでの人生の回想でそもそもこの作品自体がチェによる回想形式なのに回想の回想っていう超展開でそのスタートであるチェのサーカス部分から入りますが、最終的に1番最初にチェが帽子を脱いだ葬式で大暴れするシーンに戻るんですよ!!!最初に!!!帽子を!!!脱いだ!!!あの部分に!!!

そしてエヴァは病院のベッドに運ばれベッドで最後の歌を歌います。そこで、チェが一旦仕舞っていた葉巻に火を点け!!!る!!!ここで全力こじつけを発動すると、葉巻に火が点いてるか点いてないかもチェからの距離感を表してるのではないか、ということです。
ラジオ放送を横で聞いてるチェは葉巻で距離を取ってると見せかけて、実は火を点けてなかったので距離は取ってなかったのではないか、ということです。いやモンタージュで暴れるから火が点いてたら危ないからじゃない?って言われると、せやな!としか言いようがないんですけども。
最初のOh What a Circusのときも途中で火を点けるのそのこじつけで見るとこれは・・・ってなるんですよね・・・暴れるからじゃない?でもさーわざわざあんなこれみよがしに火を点けてみせるのなんか意味があると思ってもよくない?と思う自分もいましてね・・・

そんなこんなで何故か火の点いてない葉巻を咥えてたもののやっと火を点けたチェは葉巻を吸いながら棺が出てくるのを眺めます。エヴァがシーツで隠されると同時に棺が開き、エヴァの死体のその後を説明した後、最後の最後にペロンと正面から向き合い睨みつけ敬礼をして終わります。もうチェのペロンに対する怒りがすごい。怖い。絶許状態じゃん・・・なにその最後・・・。

いやなに言ってんの・・・とも思うんですが、これに関してはマガルディ役であり、エビータレジデントディレクターであるアントン・レイティンさんがインタビューで言及してるんですよね・・・

それまでずっと、チェとペロンは顔を合わせることがないのですが、最後の最後で面と向かい、チェは“あんたはなんてことをしてくれたんだ”とばかりに迫る

https://allabout.co.jp/gm/gc/475451/

なんか違う気もするけどこの考えを強化できなくもないそんな微妙な言及・・・こわ・・・

(7/26追記
ここめちゃくちゃ勘違いしてたことが判明しました!まず葉巻!火点いてました!めっちゃ普通に吸ってる!!ただエヴァがラジオで喋ってる間は比較的手に持ってます。で、その葉巻どうしたかっていうと、モンタージュ始まってちょっと経つとチェってマイク持って一旦引っ込むんですよね。その時に元々持ってた葉巻は置いてくるっぽいです。
で、もう一ヶ所、サーカスで帽子を脱ぐタイミングが勘違いしてて、大暴れした後、棺の下の方をバンバン叩いた後に脱ぐのが正解でした。なので、モンタージュでも最後に戻るのは帽子を脱ぐ直前のシーンでした。モンタージュでも実際被ってます。まぁでもこの辺はエヴァの状況考えると別に不思議でもないし、そもそも帽子解釈自体こじつけみたいなもnゲフンゲフンなのでこれはこれで燃えるというのが正直なところですのでなんでもありなんですが、とりあえず間違ってたので訂正です。)

ということでとりあえず二幕終わりまで辿り着いてチェがエヴァをものすごく愛しててペロンのことめっちゃ嫌いってのを説明できたようなできてないような感じになりました。
いやまだまだ言いたいことはいっぱいあるんですけどとりあえず流れで説明する分にはこんな感じで!

まだ劇場へ行く機会はあるのでまた書くかもしれないです。というかラジオ放送のくだりとかまだ言いたいことがあるんで多分書きます。
恐ろしく長い乱文読んでいただきありがとうございました!

更に狂った続き → https://note.mu/hose38/n/nc05ecb91877b

#舞台 #エビータ #Evita

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