ジーザス・クライスト=スーパースター(1976年7月3-12日)
前回と同じじゃない？
ひとつ前の記事(https://note.mu/hose38/n/na1d50f601e6c )をご覧頂いた方はお気付きかと思いますが表紙が同じパンフの連続登板です。というのも1976年のJCS公演は実は(実は？)大まかに言うと3期ございまして、前回紹介したのは最初の4月5-18日に日生劇場で公演した時の物だったんでした。今度のは7月3-12日。やっぱり日生劇場。しかしガワだけを見ても正直見分けは付きません。どこで見分けるかと言うと表紙を1枚めくったところですね。
↑これが4月公演版
↑が7月公演版です。
公演日程が増えました。さりげないですね。
いやわかんないよ！！！ガワでもわかるようにしてよ！！！なんだったらこの表紙のパンフもっかい出てきますからね！！！次も同じパンフです！！！いや同じならまとめなよと思うかもしれないけど意外と中身が違うんですよ・・・なのでそれぞれ記事分けることにしました。
ユダ変わりました
4月公演との最大の違いってみんな大好き寺田ユダがいなくなったことだと思います。1976年のユダといえば寺田さんだと思われているかもしれないですが(私がそう思っていた)、実は4月公演だけの話で全部出てても18回だけなんですよね。そんなわけで7月公演のキャスト表です。
ユダが多数の舞台作品に出演し大河の主役(徳川家康)でも有名で現在は仏像彫刻家として活躍中の滝田栄さんになりました。ちなみに4月公演ではペテロをやってらっしゃいました。あと7月公演からは全員劇団四季メンバーになったっぽいですね(寺田さんは外部でした)。
記事一覧
三つの問いに答えて 浅利慶太
イエスの生涯ーメモ風にー 矢代静一
日本のミュージカル史に沿って 南部圭之介
「ロック・オペラ」としての「ジーザス・クライスト=スーパースター」 黒田恭一
「四季」のミュージカルと<JCS>三演と出演者たち 木村重雄
その他舞台写真、広告。
4月公演パンフになかったものは太字にしてみました。まぁ大体一緒なんですが、意外なのは遠藤周作氏のあのふわっとしたコメントが消えたことですかね。いやふわっとしてたけどさ、遠藤周作ぞ？？？追加された「日本のミュージカル史に沿って」はなんかしらんけど全方向に酷評しててめっちゃ面白いです。なんか嫌なことでもあったの？って感じ。出演者紹介は出演者変わったから当然内容が若干変わっております。
あとなんか個人的気になる部分だからたまたま前回の記事でも触れてた部分がサラッと変更入っててめちゃくちゃ驚きました。
↑4月公演パンフ
↑7月公演パンフ
3ヵ月の間にジーザスお母さん探さなくなってる・・・！
いやこれ衝撃じゃないですか？気付いた時え？？？って声出ました。ジーザスがお母さんどこしてたの1976年の4月だけ？？？(初演は謎ですがそもそも歌詞が全体的に全く違ったぽいのでよくわかりません。実際観た方覚えてたら教えてください) マジで謎ですけどパンフから消すくらいだからやっぱなんか意味のある重要な変更なんだろうな・・・！このお母さんどこは世界的にやるカンパニーとやらないカンパニーあるんで演出家の好みとか解釈にもよるんだろうなぁ。ちなみにアリーナ版のBenジーザスはめちゃくちゃ号泣しながら叫びます。しかしピンポイントに1ヵ月弱しかお母さん探してなかったのに丁度そこが音源残ったのもなんかすごいですね。
舞台写真
舞台写真！舞台写真ですよ！！この7月公演パンフは4月公演の時の舞台写真が収録されているのです！寺田ユダのちゃんとした衣装写真見れるのほぼこのパンフだけなんじゃないすかね？
エルサレム版だーーー！いやそりゃそうなんですけども。4月パンフは稽古写真だけだったもんでむしろ初演パンフに印象が近いんですよね(初演は初演で実際はジャポっぽかったはずなんですが)。
鹿賀ジーザスと寺田ユダです。ユダの服装が今のエルサレム版とはイメージ違いますが、その他は本当エルサレム版ですね。ネットの情報が正しいなら鹿賀さんも寺田さんも身長180cmあるのででっかいです。ていうか前回も言ったけど寺田さん脚長くない？？？
んでスーパースターのシーンです。な、なんか・・・浮いてる・・・！スパスタで上の方にいるといえばジャポの印象なんですが1976年版はエルサレム版でも上の方にいたんですね。衝撃。
他にも写真は載ってるんですがとりあえず。
とまぁこんな感じで同じ表紙でも7月版はこんな感じです。同じ表紙なんですが。裏表紙とか見てもマジで見分けつかないです。ていうかさーこのパンフの話じゃないんだけどさー劇団四季の昔のパンフって何故か年号無しでいきなり日付だけ書いてるパターン多くてパッと見でいつのかわかんないの結構あるんですよねーーーなんでなんですかね？？？