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Nonaka-Hill gallery でのexhibition

気がつけば、covid-19、新型コロナウィルス一色の2020年が終わりに差し掛かり
今年の年始からはじめたnoteは7月以来、約半年も記事を書いておらず、このまま2020年を終えることが出来ないと一念発起して、2020年を振り返る記事を幾つか書こうと決意しました。

手始めに現在進行形のロサンゼルスのNonaka-Hill galleryでのexhibitonについて、このexhibitionは2年ほど前にgalleryの共同運営者であるNonaka-Hillさんが宇治の工房を訪ねて頂き、現代アートのギャラリーで日本の継承されてきた工芸の象徴たる茶盌のexhibitionをやるのも興味深い展示になるのではないだろうか。
というお話で、galleryとしても私としても、今まで取り組んだことのない試みであり、非常に楽しみにしていた展示です。
2019年の2月頃に開催時期を2020年10月末からと決めて準備をスタート。
covid-19に翻弄される世界に抵抗するかのように実施するということは動かさずにアメリカの大統領選挙のこともあり、開始時期を11月に変更して準備を進めました。

ただ、やはり感染状況、ロサンゼルスのロックダウンの現状から、galleryはオープンしていても、私自身は渡米できずにモヤモヤとした思いを抱えながら、1月23日までの会期を進行させています。

茶盌は、非常に面白いアイテムです。
両手に収まることのできるサイズの中に、作り手の想い、素材の表情、ころまでの茶盌の歴史、さまざまなコンテクストが織り込まれ、手に取る人はそれを受け取って楽しむ、感じることで茶盌の魅力が増します。
茶を飲む。
という行為を通して、絵画や現代アートを鑑賞するように
茶盌が楽しまれる世界。
それが日本の茶の湯の文化だと思います。

茶の湯のコンテクストに触れたことのない人たちに
それでも茶盌の魅力が伝わるか。
私は伝わると思っています。
それくらいの魅力が茶盌というものには詰まっていると信じています。

実際に現地には、茶室のような設えもつくっていただきました。
やはり現地に行って、茶を点て、語らいたかったと思わずにいられません。

https://www.nonaka-hill.com/exhibitions/34-hosai-matsubayashi-xvi-trevor-shimizu/

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