寝過ごし癖

僕はとにかく、とにかく、酷い寝過ごし癖がある。
一度、大学時代に友人から本気のトーンで注意されたくらいには、だ。

寝過ごし童貞を卒業したのは確か高校1年生。
とはいえ、当時は高校の1駅隣までの寝過ごしなので、大したことはなかった。

大学に進学すると、3路線使って1.5時間の通学時間だったこともあり、寝過ごしがエスカレートした。
気づいたら三崎口や逗子、浦賀まで爆睡だった。八景島シーパラダイスのイルカのところに行くはずが、三崎マグロやキマグレン、ペリーのところにいた。
やっべ、と思い大学方面に戻るが、やっぱりここでも寝過ごすのだ。一時期、寝過ごしインスタでもやってやろうかと思ったぐらい寝ていた。

(一応)20歳を超えて、酒を飲みに行くことが増えた。必然的に寝過ごし回数が増えた。
一度、バイト先の卒業した先輩と有楽町で飲んだことがある。ベロベロになってしまい、なぜか気づいたら池袋にいる。なぜだ。頭が回らないので、タクシーに乗り、家に帰った。池袋から神奈川県の某超有名SAのある市まで2万円。さすがに引いた。もう寝過ごしはやめよう。そう誓った。

社会人になった。山手線の内側で一人暮らしを始めた。大学の友人と飲む時はもちろん、横浜。月に1度は横浜で飲んでいる。
つまり、月に1度は寝過ごしているのだ。
人間、怖いモノで癖というものは抜けないのだなと感じた。
小手指駅まで寝過ごした帰りにこれを書いているのだから。

総寝過ごし回数:不明
連続寝過ごし日数:5日
寝過ごしタクシー最高額:2万円
最遠寝過ごし場所:小手指駅
最多寝過ごし場所:池袋駅