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2022年度サンデーサラブレッドクラブ募集馬レビュー

サンデーサラブレッドクラブの有料レビューを作成しました。
※購入前に必ず以下の注意事項を確認いただくよう,よろしくお願いいたします。

【商品概要】
2022年度サンデーサラブレッドクラブ募集馬 No.101〜192のうち,上位評価10頭について,馬体/健康/運動神経を点数化し,考察コメント/8段階の総合評価/100点満点の総合点及び,将来性/コストパフォーマンス5段階評価を載せています。
※1: 全頭レビューではなく,上位評価10頭のみのレビューとなりますので,ご注意ください。
※2: 今年は各クラブ個別の販売のみで,セット販売は行いませんのでご容赦ください。


[評価イメージ]
1.XXXの21
牡 募集価格XXXX万円
馬体:X/35,体質:X/20,運動神経:X/45,総合点:X/100,総合評価X
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
XXX~(評価コメント)

[昨年度有料レビューの例]
73.メチャコルタの20 (馬名:ダイヤモンドハンズ)
牡 募集価格3600万円
馬体:29/35,体質:20/20,運動神経:43/45,総合点:92/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
2月生まれということもあり,既に460kg超と馬体の完成度が高く,父サトノダイヤモンドのような均整の取れた好馬体。肘離れ/肘付きの角度共に問題なく,棘上筋棘下筋や大腿二頭筋もよく発達している。適性は芝中距離。
飛節の伸びに若干の物足りなさはあるが,後肢の踏み込みが深く,筋肉も良質。特筆すべきはその体軸のブレの少なさでエネルギーを全くロスしておらず,トモの強さが感じられ,運動効率も良い。前肢/後肢の運びもまっすぐ綺麗で脚元のリスクも大きくなさそう。
測尺値が完璧かつ池江厩舎ということでかなりの人気が予想されるが,確実性は高そうで素質も十分感じられた。実績のある方は是非とも狙ってほしい1頭。
 
【提供情報】
厳選馬レビュー (上位10頭の評価/詳細コメントを記載,最上位5頭=特選馬,次点5頭=推奨馬と分類)
※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。



 
サンデーサラブレッドクラブ 2022厳選馬レビュー
【特選馬】5頭
※特選馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。

106.トリプライトの21
牡 募集価格7000万円
馬体:29/35,体質:18/20,運動神経:43/45,総合点:90/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★☆
早生まれということもあり完成度は全体的に高い。体幹がしっかりとしており,馬体全体の均整が良く取れている。肘付きの角度も理想的。適性は芝中距離。
全身の柔軟性が極めて高く,飛節も最後までしっかりと伸ばせている。後肢の踏み込みが深く,四肢を適切に連動して動かせており,首もうまく使ってリズミカルに動けている点も好感が持てる。
本馬は2番仔で母繁殖実績はまだないが,母系は活躍馬多数のタンザナイト一族。馬の出来は非常に良好で,クラシック路線での活躍まで期待したい1頭。
 
123.ティールグリーンの21
牡 募集価格3200万円
馬体:29/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
前肢周りの筋肉量が豊富で,半腱半膜様筋も良く発達している。また,管囲が太く,3月生まれということも加味すると,最終的には十分なサイズまで成長してきそう。適性は芝ダート中距離。
筋肉の質感が良好で,一完歩のストライドが大きく,とても伸びやかな歩様を見せる。また,肩甲骨周りの柔軟性も高く,しっかりと前肢を前に踏み出せている。
本馬は4番仔でこれまで目立った兄弟実績はないが,この価格としては非常に良質の出来。早期から上級クラスでの活躍を期待したい。

138.セレスタの21
牡 募集価格3600万円
馬体:27/35,体質:17/20,運動神経:44/45,総合点:88/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
測尺値が示す通り,2歳馬離れした完成度の高い馬体。大腿二頭筋/半腱半膜様筋も張り出しており,飛節もガッチリとしている。適性は芝中距離。
体軸のブレが少なく,エネルギーを無駄なく推進力に変えられている。また,飛節もしっかりと伸ばせており,後肢の踏み込みの力強さも十分。
本馬は4番仔で,半兄のダノンセレスタはセレクトセールで約1億円で取引された馬でこれまで3勝をマークしている。本馬も兄同様に少し長めの距離に適性がありそうで,父スワーヴリチャードの名声を高めるような大活躍を期待したい。

170.ローザブランカの21
牡 募集価格5000万円
馬体:29/35,体質:19/20,運動神経:43/45,総合点:91/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
各パーツのコンフォメーションが良好で,肘付きの角度も丁度いい。大腿二頭筋の発達も目立ち,完成度も高め。適性は芝中距離。
弾力のある良質な筋肉を持ち,トモに力感があり,大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばして踏み込めている。また,重心のブレも少なく,背中をうまく使って歩けている点もプラス。
母ローザブランカは3勝以上馬をこれまで5頭輩出している超優秀繁殖。半姉スタニングローズも今年のオークス2着とGI戦線で活躍している。募集額は5000万に恥じない出来で,GI戦線を盛り上げて欲しい。

192.エライヤの21
牝 募集価格3000万円
馬体:27/35,体質:18/20,運動神経:42/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
体幹がしっかりとしており、背中のラインが綺麗で、馬体の均整も取れている。トモ容量は標準レベルも、半腱半膜様筋の発達も目立つ。適性は芝マイル〜2000m。
膝関節/繋ぎなど,この時期の1歳馬としては全体的に緩さが少なく,筋肉の質感が良好。また,前肢の出も非常にスムーズで,四肢を連動して動かせており,手先のバネもありそう。
仏産の母エライヤの初仔かつ父サクソンウォリアー産駒も国内未デビューと血統面では未知数の部分が大きいが、動きの良さ/体の柔軟性は今年の募集馬の中でもトップクラス。そこまで人気にはならないはずでオススメの1頭。

【推奨馬】5頭
※推奨馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。

121.ファイナルディシジョンの21
牡 募集価格3200万円
馬体:26/35,体質:18/20,運動神経:41/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
やや前傾姿勢気味で馬体バランスはイマイチではあるが,棘上筋棘下筋が良く発達しており,トモ容量も水準以上。また,大腿二頭筋の張り出しも目立っている。適性は芝短距離~マイル。
飛節の伸びにやや甘さこそあるが,大腿筋膜張筋はしっかりと伸ばせており,後肢の踏み込みの力強さも十分。また,筋肉の質感も上々で,全身を使ってダイナミックに動けている。
半兄サトノアポロンはダート短距離で2勝をマーク。本馬もダイワメジャー産駒で寸が詰まった馬体から主戦場は短距離路線になりそう。走るダイワメジャー産駒によく見られる全身の柔らかさを備えており,早期からの活躍を期待したい。

127.デグラーティアの21
牡 募集価格3000万円
馬体:27/35,体質:19/20,運動神経:39/45,総合点:85/100,総合評価
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
体幹がしっかりとした立ち姿で,馬体全体のバランスは上々。全身の筋肉量はやや少なめではあるが,メリハリがついており,飛節も割合ガッチリしている。適性は芝マイル前後。
繋ぎに幾分の緩さがあり,筋肉の質感は及第点だが,ストライドが大きく,しっかりと前に踏み出せている。また,肩甲骨周りの柔軟性が極めて高い点は本馬のセールスポイント。
全兄ドミナートゥスはOPクラスでも連対実績のある実力馬で,母の繁殖実績も証明されている。馬体/動き共に水準以上の出来にあり,早生まれも生かして早期から始動したい。

158.ドバイマジェスティの21
牡 募集価格15000万円
馬体:30/35,体質:19/20,運動神経:43/45,総合点:92/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★☆☆
ドゥラメンテ産駒らしく胴が長い体形で,肘離れ/肘付きの角度共に理想的。半腱半膜様筋の発達も目立っており,安定感のある立ち姿。適性は芝中距離。
馬体にまだ薄さは残るものの,非常に柔らか味のある動きで,後肢の踏み込みの深さ/四肢の伸び/背中の使い方など,いずれも文句の付け所がない。
母16歳時の産駒。半兄に皐月賞馬アルアイン,ダービー馬シャフリヤールがいるサンデーRなじみの血統。この母の産駒らしく,今年も非常にレベルが高い出来にある。さすがに募集額が15000万円ということもあり回収は容易ではないが,クラシック路線でも主役級の活躍を期待したい。

180.クラーベセクレタの21
牝 募集価格2000万円
馬体:28/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:86/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
全体的にやや胴長の造りで,真っすぐにしっかりと立てている。肩~背中までのラインが綺麗で,全身のコンフォメーションは良好。筋肉量はそれほど多くないが,バランスが良いタイプ。適性はダートマイル~2000m。
関節に緩さはあるが,飛節を最後までしっかりと伸ばして前に踏み込めており,筋肉の質感も水準以上。前脚の出も硬さがあまりなく,ダート血統としては極めてスムーズな動き。
これまで中央で目立った実績を残した産駒はまだいないものの,母クラーベセクレタは地方で通算12勝,交流重賞も制した名牝。本馬は募集額2000万円の馬としては出来が目立っており,コストパフォーマンスはトップクラス。使える条件はある程度限られてしまうかもしれないが,コツコツと稼いでいってほしい。

183.アビラの21
牝 募集価格3200万円
馬体:27/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
肘付きの角度がやや急に映るが,全身の筋肉量は水準以上で,特に前腕部の発達が目立つ。体幹は割合しっかりとしており,大腿二頭筋の張り出しも上々。繋ぎはやや長めで,適性は芝マイル~2000m。
関節/後ろ繋ぎに緩さが残る現状で,飛節の伸びもやや甘いが,後肢の可動域は極めて広い。四肢を適切に連動して動かせている上に,首もうまく使って歩けており,推進力は十分。
母17歳時の産駒で,半兄にジェベルムーサ,カテドラルと複数の重賞ホースがいる血統。母高齢時の産駒とはなるが,皮膚感は良好で健康面に大きな問題はなさそう。馬体/動きはこの募集額としても上位の出来で,牝馬クラシック路線を目指して進めてほしい。

※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。



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