2022年度社台サラブレッドクラブ募集馬レビュー
社台サラブレッドクラブの有料レビューを作成しました。
※購入前に必ず以下の注意事項を確認いただくよう,よろしくお願いいたします。
【商品概要】
2022年度社台サラブレッドクラブ募集馬 No.1〜87のうち,上位評価10頭について,馬体/健康/運動神経を点数化し,考察コメント/8段階の総合評価/100点満点の総合点及び,将来性/コストパフォーマンス5段階評価を載せています。
※1: 全頭レビューではなく,上位評価10頭のみのレビューとなりますので,ご注意ください。
※2: 今年は各クラブ個別の販売のみで,セット販売は行いませんのでご容赦ください。
[評価イメージ]
1.XXXの21
牡 募集価格XXXX万円
馬体:X/35,体質:X/20,運動神経:X/45,総合点:X/100,総合評価X
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
XXX~(評価コメント)
[昨年度有料レビューの例]
84.カウアイレーンの20 (馬名:マラキナイア)
牡 募集価格3000万円
馬体:28/35,体質17/20,運動神経:41/45,総合点:86/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
ジャスタウェイ産駒らしくやや胴長の造り。体幹の強さは及第点で,棘上筋棘下筋の発達が目立つ。また,トモ容量もまずまずで,半腱半膜様筋のラインも目立っている。適性は芝中距離。
飛節/後ろ繋ぎにやや緩さが残るが,筋肉の質感はまずまずで,後肢の踏み込みの深さも十分。また,肩の出も非常にスムーズで,体軸のブレも少ない。
半兄には重賞戦線で長く活躍しているステイフーリッシュがいる血統で,本馬も馬体から長い距離に適性がありそう。測尺値からどこまで大きくなれるかが課題も,成長次第では重賞戦線でも十分活躍できる素質を秘めていそう。
【提供情報】
厳選馬レビュー (上位10頭の評価/詳細コメントを記載,最上位5頭=特選馬,次点5頭=推奨馬と分類)
※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。
社台サラブレッドクラブ 2022厳選馬レビュー
【特選馬】5頭
※特選馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。
25.キャットコインの21
牡 募集価格5000万円
馬体:30/35,体質:17/20,運動神経:42/45,総合点:89/100,総合評価B
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★☆
しっかりと真っすぐに立てており,全身の筋肉量が豊富な造り。肘付きの角度も理想的で,大腿二頭筋/半腱半膜様筋共に張り出しが非常に目立っている。適性は芝マイル前後。
飛節にまだ緩さは残るが,非常に柔軟性が高く,飛節/大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばして歩けている。また,肩の出も非常にスムーズで,エネルギーをロスせずに歩けている。
母キャットコインはクイーンCを制した実力馬。これまでまだ目立った繁殖実績はないが,本馬はこの募集額の中でも目立つ好馬体。朝日杯FS,NHKマイルCを目指して進めていってほしい。
28.アルスフェルトの21
牡 募集価格2800万円
馬体:27/35,体質:19/20,運動神経:41/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
肘付きの角度はやや急だが,ジャスタウェイ産駒らしくやや胴長の造り。大腿二頭筋の発達度は水準以上で,繋ぎはやや寝気味。適性は芝マイル~2000m。
筋肉の質感が良好で,後肢の踏み込みが深く,四肢も適切に連動して動かせている。骨格の問題で肩の出に幾分窮屈さがあるが,この程度であれば許容範囲内。首をうまく使ってバランスよく歩けている点はプラス。
母アルスフェルトの2番仔で,これまで繁殖実績はまだないが,オルフェーヴルはじめ活躍馬多数のオリエンタルアートの牝系。測尺値も上々で,この募集額の馬としては馬体/動き共に非常に良質。期待度の高い1頭。
32.ヴェルメンティーノの21
牝 募集価格1000万円
馬体:25/35,体質:18/20,運動神経:43/45,総合点:86/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★★
現状華奢な造りではあるものの,骨格のバランスが良好で,棘上筋棘下筋/半腱半膜様筋共にメリハリがある。適性は芝ダート短距離~マイル。
後肢の可動域が非常に広く,トモにも一定の力感がある。また,肩甲骨周りの柔軟性も高く,前捌きに硬さが全く感じられない。繋ぎのクッション性も良好。
母ヴェルメンティーノはダート3勝をマークし,地方を含め30戦を戦い抜いたタフな馬だった。父ロゴタイプ産駒の成績がこれまであまり芳しくないが,本馬は1000万円という最安値の募集額ながら,高額馬に見劣らぬくらい出来は非常に良さそう。コストパフォーマンスは今年の社台の募集馬でもピカイチで,今後の成長がとても楽しみ。
57.ダイワダッチェスの21
牝 募集価格2400万円
馬体:26/35,体質:18/20,運動神経:41/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
遅生まれということもあり,まだ全体的に幼い造りだが,ダイワメジャー産駒らしく筋肉質な馬体。特に大腿二頭筋の発達が非常に目立っている。適性は芝短距離~マイル。
飛節の伸びは今一歩だが,後肢の踏み込みが深く,筋肉も柔軟性があって質感が良い。また,ダイワメジャー産駒としては硬さがあまり認められない点もプラスで,手先のバネもそれなりにある。
母ダイワダッチェスはワークフォース産駒ながら短距離で3勝,重賞3着の実績がある快速馬。母の2番仔ということもありまだ繁殖実績こそないものの,本馬の動きの良さは目立っている。適性もわかりやすく,先々まで短距離路線を盛り上げてほしい。
84.スタセリタの21
牡 募集価格12000万円
馬体:31/35,体質:19/20,運動神経:43/45,総合点:93/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★☆
この時期の1歳馬とは思えない非常に完成度の高い馬体で,体幹が非常にしっかりとした立ち姿。背中のラインも綺麗で,大腿二頭筋の発達も目立っている。適性は芝マイル~中距離。
飛節/大腿筋膜張筋共にしっかりと伸ばして前に踏み込めており,後肢の可動域も非常に広い。また,肩の出もスムーズで,背中をうまく使って歩けている。動きとしても今年の募集馬の中ではトップの存在。
全姉にGI馬ソウルスターリングがおり,この母系から今年の2冠牝馬スターズオンアースも出ている超名血。7番仔にして待望の初の牡馬に出た。今年の最高額募集馬ではあるものの,納得の極めて良質な出来で,牡馬クラシック路線を席巻するような大活躍を期待したい。
【推奨馬】5頭
※推奨馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。
1.ダンスファンタジアの21
牡 募集価格6000万円
馬体:28/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:86/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
体幹がしっかりとした立ち姿で,大腿二頭筋の張り出しが目立っている。トモの容量は水準レベルで,繋ぎの角度も標準的。適性は芝マイル。
ややもっさりとした動きではあるが,飛節の伸びが素晴らしく,全身の柔軟性が高い。体軸のブレもそれほどなく,全体的に運動効率が良さそう。
重賞ホースである母ダンスファンタジアの5番仔。半兄ダノンファストはダートで頭角を現し全5勝のOP馬と繁殖実績も十分。本馬は筋肉質ながら柔らか味もあり,この募集額に負けない出来。上級クラスでの活躍を期待。
16.ジュリエットベールの21
牝 募集価格2200万円
馬体:28/35,体質:17/20,運動神経:39/45,総合点:84/100,総合評価C
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
肘離れにやや甘さはあるが,ドレフォン産駒らしく筋肉質な馬体で,全体の均整もよく取れている。後肢周りの筋肉の発達もまずまず。適性は芝マイル前後。
曲飛気味で,飛節の伸びにはかなり甘さがあるが,その分後肢の踏み込みは深い。筋肉の質感も上々。前捌きも硬さがなく,ストライドを大きく確保できている。
母ジュリエットベールの2番仔で目立った繁殖実績こそないが,動きがこの募集額の馬としてはかなり目立っている。今後の成長で緩さが抜けてくれば将来が楽しみな1頭。
64.ソウルスターリングの21
牝 募集価格5000万円
馬体:28/35,体質:17/20,運動神経:41/45,総合点:86/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
初仔ということもあり小柄ではあるものの,肘付きの角度は理想的で,大腿二頭筋の発達が目立っている。また,皮膚感も良好で,適性は芝マイル前後。
さすが良血らしく,馬体を大きく使えており,どのパーツも窮屈さがない伸びやかな歩様。後肢の踏み込みも力感があり,四肢の連動性も問題ない。手先のバネが効いている点も好感が持てる。
GI馬ソウルスターリングの待望の初仔。どこまで大きくなるかがポイントだが,運動センスはなかなか高そうで,今後の成長がとても楽しみな1頭。
65.アンコールピースの21
牝 募集価格2000万円
馬体:26/35,体質:17/20,運動神経:40/45,総合点:83/100,総合評価C
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
キタサンブラック産駒らしいやや胴長の造り。遅生まれながら,管囲が細めなことからもそれほど大きくならなさそうな点は気掛かりも,骨格のバランスは良好。適性は芝中距離。
飛節に緩さが目立ち,現状は力強さに欠けるが,体軸のブレが少なく,エネルギーをロスすることなく,前進運動ができている。肩の出も非常にスムーズで,四肢の連動性も良好。
母アンコールピースは中央勝ち馬を複数輩出しており,それなりの繁殖実績あり。動きの良さからまだまだ伸びしろがありそうで,順調に成長してくれば重賞クラスまで見える存在。
77.プライマリーコードの21
牝 募集価格1600万円
馬体:28/35,体質:16/20,運動神経:41/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
馬体サイズの割にガッチリのした造りで,肘離れ/肘付きの角度共に理想的。馬体全体のコンフォメーションも良好で,半腱半膜様筋の発達も目立つ。適性は芝マイル前後。
左前がやや内向気味に映るが,非常に軽やかなフットワークで,全身の柔軟性が高い。また,背中のラインも綺麗で,運動効率も良さそう。繋ぎのクッション性も理想的。
母プライマリーコードは短距離路線を中心に戦い,デビュー2戦目には重賞で掲示板まで確保したスピードタイプ。安価な募集額の割に,馬体/動き共に水準以上。完成するのはまだ先になりそうだが,長い目で見れば期待度は高い。
※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。
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