見出し画像

2021年度サンデーサラブレッドクラブ募集馬レビュー

(全馬満口となったため,無料公開に変更しました)

サンデーサラブレッドクラブの有料レビューを作成しました。

※購入前に必ず以下の注意事項を確認いただくよう,よろしくお願いいたします。

【商品概要】
2021年度サンデーサラブレッドクラブ募集馬 No.101〜190のうち,上位評価10頭について,馬体/健康/運動神経を点数化し,考察コメント/8段階の総合評価/100点満点の総合点及び,将来性/コストパフォーマンス5段階評価を載せています。
※従来の全頭レビューではなく,上位評価10頭のみのレビューとなりますので,ご注意ください。

[評価イメージ]
1.XXXの20
牡 募集価格XXXX万円
馬体:X/35,体質:X/20,運動神経:X/45,総合点:X/100,総合評価X
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
XXX~(評価コメント)

[昨年度有料レビューの例]
1.コンドコマンドの19 (馬名: コマンドライン)
牡 募集価格14000万円
馬体:28/35,体質:19/20,運動神経:40/45,総合点:87/100,総合評価B
体幹がしっかりとしており,棘上筋棘下筋共によく発達している。トモのボリューム感こそやや物足りなさが残るが,半腱半膜様筋は目立っている。適性は芝中距離。
トモの緩さは目立つが,飛節が最後まで伸び切っており,後肢の踏み込みが深く,バネを感じさせる動き。また,肩甲骨周りの柔軟性があり,前肢の送りが非常にスムーズ。
ディープ産駒らしい柔軟性を備えており,関東最高価格に負けない良質な出来。すでに馬格も十分で,クラシックも狙える1頭。

【提供ファイル】
PDFファイル: 厳選馬レビュー (上位10頭の評価/詳細コメントを記載,最上位5頭=特選馬,次点5頭=推奨馬と分類)

※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。


サンデーサラブレッドクラブ 2021 厳選馬レビュー
【特選馬】5頭
※特選馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。

23.アスコルティの20
牝 募集価格2400万円
馬体:30/35,体質:19/20,運動神経:42/45,総合点:91/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
体幹がしっかりとした立ち姿で,皮膚感が良好。また,肘付きの角度も理想的で,馬体全体のコンフォメーションは非常に良好。半腱半膜様筋もよく発達しており,3月生まれとしては測尺も理想的。適性は芝マイル前後。
筋肉の質感が良好で後肢の踏み込みも深く,力強さが感じられる歩様。また,前肢の出にも全く硬さがなく,ロスなく効率的に運動ができている。手先のバネもあり,気性的にも大きな問題はなさそう。
兄弟は脚元の問題で早期引退したものの2戦目で未勝利脱出したアストンクリントン,既に3勝をマークしているアスコルターレといずれも勝ち上がりを決めている。この募集額としては非常に良い出来で,コストパフォーマンスもかなり高そう。桜花賞/NHKマイルCを目指して頑張ってほしい。

26.ボージェストの20
牡 募集価格4000万円
馬体:32/35,体質:16/20,運動神経:42/45,総合点:90/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★☆
カタログのコメント通り体高はやや低めではあるが測尺値としては大きな問題はなく,馬体全体のバランスが良好。また,背中のラインも綺麗で,大腿二頭筋/半腱半膜様筋といったトモ周りの筋肉の発達は現段階としては素晴らしいものがある。適性は芝ダートマイル~2000m。
後肢の推進軸がブレており右前肢は旋回癖があるなど,やや脚元には不安がある。ただし,後肢の可動域が広く,大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばして歩けている。また,肩の出もスムーズで四肢を連動して動かせている。
2番仔の半兄ボーデンはクラシック出走こそ叶わなかったがスプリングS 3着と世代上位の力を見せている。パワー/スピードを兼ね備えたタイプで適性が読みづらいタイプではあるが,将来性は高そう。再来年の重賞~GI戦線を賑わせてほしい。

56.シユーマの20
牡 募集価格7000万円
馬体:27/35,体質:17/20,運動神経:44/45,総合点:88/100,総合評価B
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★☆☆
5月生まれということもあり全体的に幼さを残すが,各パーツのコンフォメーションは良好で,均整の取れた好馬体に成長しそう。棘上筋棘下筋や半腱半膜様筋のラインも見て取れる。適性は芝中距離。
全身の柔軟性/筋肉の質感が目立っており,前肢/後肢の運び,体軸のブレの少なさなど,どれを取っても一級品。体全体を使ってロスなく前進運動ができており,運動神経が高い。
兄弟には共に4勝を挙げているヘリファルテ,ブレステイキングなど活躍馬が多い。現状の完成度はまだまだも,ここからの伸びしろが大きそう。確かに高額ではあるが,秘めているポテンシャルは十分で,牡馬クラシック戦線を目指して進めていきたい逸材。

73.メチャコルタの20
牡 募集価格3600万円
馬体:29/35,体質:20/20,運動神経:43/45,総合点:92/100,総合評価A
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
2月生まれということもあり,既に460kg超と馬体の完成度が高く,父サトノダイヤモンドのような均整の取れた好馬体。肘離れ/肘付きの角度共に問題なく,棘上筋棘下筋や大腿二頭筋もよく発達している。適性は芝中距離。
飛節の伸びに若干の物足りなさはあるが,後肢の踏み込みが深く,筋肉も良質。特筆すべきはその体軸のブレの少なさでエネルギーを全くロスしておらず,トモの強さが感じられ,運動効率も良い。前肢/後肢の運びもまっすぐ綺麗で脚元のリスクも大きくなさそう。
測尺値が完璧かつ池江厩舎ということでかなりの人気が予想されるが,確実性は高そうで素質も十分感じられた。実績のある方は是非とも狙ってほしい1頭。

81.レジェンドトレイルの20
牡 募集価格1600万円
馬体27/35,体質:17/20,運動神経:41/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★★
4月下旬生まれで馬体はややアンバランスに映るが,各パーツの造りは良好で,今後成長して変わってくるので特段気にする必要はない。父母の特徴がよく出た寸の詰まった造りで,半腱半膜様筋のラインも目立っている。適性は芝短距離~マイル。
膝関節にまだ緩さがあり,右前は外向気味だが,筋肉の質感が良好で,四肢の送りが非常にスムーズ。また,トモに力強さがあり,肩甲骨周りの柔軟性も高い。
安定した仔出しをする母の産駒らしく,出来は上々。母17歳と高齢期の産駒ではあるが,体質面の問題は感じられず,この募集額であればコストパフォーマンスはかなり高い。1000万円台の募集馬の中ではイチオシの存在。


【推奨馬】5頭
※推奨馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。

21.タッチングスピーチの20
牡 募集価格4000万円
馬体:25/35,体質:17/20,運動神経:43/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
体高/管囲は十分も胸囲がないためか全体的にやや華奢に映る馬体。また,トモ周りの筋肉の発達はやや不足しているが,棘上筋棘下筋はラインがしっかりとしており,骨格のバランスも良い。適性は芝中距離。
左前はやや内向気味だが,後肢の可動域が広く,飛節もしっかりと最後まで伸ばして歩けており,筋肉の質感もまずまず。また,肩甲骨周りの柔軟性も高く,四肢も適切に連動して動かせている。首をうまく使って重心移動できている点もプラス。
GIまであと一歩に迫ったタッチングスピーチの2番仔。現状の完成度という点で劣り,血統的にも3歳春時点で仕上がりきるかはやや疑問も,高い素質を秘めており,今後がとても楽しみな1頭。

39.カービングパスの20
牡 募集価格3000万円
馬体:33/35,体質:17/20,運動神経:38/45,総合点:88/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
体幹がしっかりとした立ち姿で,父リオンディーズの良さが出た好馬体。3月生まれとしては大腿二頭筋/半腱半膜様筋の張り出しは目を見張るものがあり,骨格のバランスが良く運動効率が優れていることが窺える。適性は芝マイル前後。
トモにまだ緩さがあり,上方にややエネルギーが分散してしまっているが,後肢の可動域は水準以上で,飛節の伸びも上々。また,肩の出も全く硬さが感じられず,四肢の連動性も良好。
現役時代に同クラブで3勝を挙げた母カービングパスの2番仔。とにかく馬体の良さは今年の募集馬随一のもので,成長で緩さが抜けてくれば,上級クラスでの活躍が期待できそう。

49.インダクティの20
牝 募集価格3600万円
馬体:28/35,体質:16/20,運動神経:43/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
遅生まれということもあり,測尺値からもまだかなり小さいが,各パーツのコンフォメーションは良好。棘上筋棘下筋や大腿二頭筋もその割には良く発達している。適性は芝短距離~マイル。
膝関節にまだ緩さはあるが,筋肉の質感が素晴らしく,トモに力強さが漲っている。また,肩の出もスムーズで全く硬さが感じられず,体軸のブレもほとんど認められない。首をうまく使って重心移動もできている。
全兄ケイデンスコールは重賞3勝,NHKマイルC 2着の実力馬で,血統的な裏付けも十分。短距離志向の強い本馬に名門安田厩舎というのはプラス。管囲がそれほどないので,ここからどこまで大きくなれるかが課題だが,桜花賞路線を目指して頑張ってほしい。

65.ファシネートダイアの20
牝 募集価格2400万円
馬体:30/35,体質:16/20,運動神経:42/45,総合点:88/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
早生まれということもあり,馬格に恵まれており,現在の測尺値は文句ない。肘付きの角度はやや急に映るが,体幹の強さは及第点で,背中のラインも綺麗。また,大腿二頭筋の発達が目立っており,トモの容量も十分。適性は芝マイル前後。
両前肢の外弧歩様は目立つレベルではあるが,全体的なストライドが大きく,筋肉の質感も良好で,後肢の踏み込みに力強さがある。また,肩甲骨周りの柔軟性も高く,体軸のブレもほとんどない。
残念ながら早期予後不良となってしまったものの素質の高さを見せていたキューピッドアロー,ダート短距離で3勝をマークしているファシネートゼット,現在2連勝中のブライトギフトと母ファシネートダイアは仔出しの良さが目立っている。脚元に若干のリスクは感じるが,この募集額は割安の印象で,重賞戦線での活躍を期待。

70.コナブリュワーズの20
牝 募集価格2400万円
馬体:28/35,体質:17/20,運動神経:40/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
その他測尺と比較してやや管囲が細めな印象も,体幹がしっかりとした立ち姿で,肘付きの角度も理想的。棘上筋棘下筋や大腿二頭筋の張り出しも目立っており,3月生まれとしては理想的な成長を遂げている。適性は芝短距離~マイル。
飛節の伸び/筋肉の質感はその他推奨馬と比較するとやや物足りなさがあるが,柔軟性がある動きで,後肢の踏み込みも十分な深さがある。また,首をうまく使って重心移動できており,四肢の連動性も良好。
初仔カイルアコナは小倉2歳Sでも1人気に推された馬で現在までに2勝をマークしている。本馬は短距離母系に対して,父がキタサンブラックに変わる点がどう出るかだが,馬体/動き共にこの募集額としては水準以上で今後が楽しみな1頭。

※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。


いいなと思ったら応援しよう!