2021年度東京サラブレッドクラブ募集馬レビュー
東京サラブレッドクラブの有料レビューを作成しました。
※購入前に必ず以下の注意事項を確認いただくよう,よろしくお願いいたします。
【商品概要】
2021年度東京サラブレッドクラブ募集馬 No.1〜41のうち,上位評価10頭について,馬体/健康/運動神経を点数化し,考察コメント/8段階の総合評価/100点満点の総合点及び,将来性/コストパフォーマンス5段階評価を載せています。
※従来の全頭レビューではなく,上位評価10頭のみのレビューとなりますので,ご注意ください。
[評価イメージ]
1.XXXの20
牡 募集価格XXXX万円
馬体:X/35,体質:X/20,運動神経:X/45,総合点:X/100,総合評価X
将来性★★★★★,コストパフォーマンス★★★★★
XXX~(評価コメント)
[昨年度有料レビューの例]
1.クイーンズアドヴァイスの19 (馬名: レッドランメルト)
牡 募集価格6800万円
馬体:31/35,体質:18/20,運動神経:41/45,総合点:90/100,総合評価A
体幹がしっかりとした立ち姿で,棘上筋棘下筋がよく発達している。また,馬体の均整が良く取れており,背中のラインも適切で,トモ容量も十分。適性は芝中距離。
飛節に幾分緩さはあるが,飛節/大腿筋膜張筋を最後まで綺麗に伸ばせており,手先のバネを感じさせる動きで筋肉の質感も良さそう。また,後肢の踏み込みも深く,肩甲骨周りの柔軟性も高く,ストライドがよく伸びている。
早生まれらしく完成度も高めで,馬体/動き共に非常に高水準の出来。牡馬クラシック戦線での活躍を期待したい。
[一昨年度有料レビューの例]
20.レッドファンタジアの18 (馬名: レッドベルオーブ)
牡 募集価格8000万円
馬体:27/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:85/100,総合評価B
肘離れがしっかりとしており,肘付きの角度も理想的。トモ容量も水準以上で,大腿二頭筋もよく発達している様子が窺える。適性は芝中距離。
後肢の可動域が広く,踏み込みにも一定の力強さがある。全身をうまく使って重心移動出来ている点も好感。前捌きは幾分硬さがあるが許容範囲。
運動神経が良く,昨年の全兄に続き,欠点の少ない好素材。本年最高募集の期待に応えて,牡馬クラシック路線に進んで欲しい。
【提供ファイル】
PDFファイル: 厳選馬レビュー (上位10頭の評価/詳細コメントを記載,最上位5頭=特選馬,次点5頭=推奨馬と分類)
※1 本データの無断アップロードは禁止です。
※2 最終的な出資については自己責任でよろしくお願いいたします。
東京サラブレッドクラブ 2021 厳選馬レビュー
【特選馬】5頭
※特選馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。
1.レッドメデューサの20
牡 募集価格5200万円
馬体:25/35,体質:18/20,運動神経:42/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
遅生まれということもあり幼さを残す馬体で,父の特徴が出た寸が詰まった造り。未完成ながら,各パーツのコンフォメーションは良好で,成長してくればいいバランスになってきそう。トモ容量は水準レベルで適性は芝マイル前後。
飛節/大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばして歩けており,筋肉の質感も良好。体軸のブレも少なく,運動効率も良さそう。また,手先にバネが感じられ,リズミカルに歩けている。
半姉レッドランディーニ,レッドベレーザ,レッドフラヴィアが複数勝利をマークしており,仔出しの良い母馬。父がサンデー系から非サンデーのロードカナロアに変わったことでどう出るかがポイント。高額募集ではあるが,動きからは素質の高さが感じられ,重賞戦線での活躍を期待したい。
15.レッドジゼルの20
牡 募集価格2800万円
馬体:28/35,体質:18/20,運動神経:41/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
3月生まれとしても測尺値は完璧で,体幹がしっかりとした立ち姿。肘付きの角度も理想的で,背中のラインも綺麗。半腱半膜様筋の発達も非常に目立っており,飛節もガッチリとしている。繋ぎの角度は兄弟同様やや立ち気味も許容範囲内。適性は芝ダートマイル前後。
飛節の伸びにやや甘さはあるが,後肢の踏み込みは深く,トモの力感も十分。また,前肢/後肢共にしっかりと踏み出せており,四肢の連動性も良好。首をうまく使って重心移動できている点も好感が持てる。
母10歳時の4番仔。半兄レッドアダン,半姉ルージュグラースは共に勝ち上がりを決めており母の仔出しは悪くない。今年もかなりの争奪戦が予想されるが,素質/コストパフォーマンスは共に高そうで,最優先枠でおススメしたい1頭。
27.トリニティプレイスの20
牡 募集価格2800万円
馬体:28/35,体質:17/20,運動神経:40/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★☆
早生まれらしく,測尺値からも窺えるように完成度の高い造り。肘離れがしっかりとしており,腹袋が充実していて,大腿二頭筋も良く発達している。適性は芝中距離。
飛節の伸びは物足りないが,後肢の可動域は広く,筋肉の柔軟性を感じさせる動き。また,全体的に緩さが少なく,推進力を失わずに前進運動ができている。肩甲骨周りの柔軟性も高い。
母9歳時の2番仔。まだ兄弟に目立った実績こそないが,母の兄弟にはダノンシャークやレイカーラといった活躍馬が並んでおり,母系の活力は十分。2歳戦からエンジン全開で重賞戦線での活躍を期待したい。
30.エクセラントカーヴの20
牝 募集価格1600万円
馬体:29/35,体質:16/20,運動神経:42/45,総合点:87/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★★★
5月生まれということもあり,まだ小柄ではあるが,体幹がしっかりとした立ち姿。また,やや首が短めではあるが,棘上筋棘下筋や半腱半膜様筋の発達が非常に目立っており,馬体にメリハリがある。適性は芝マイル前後。
右前が外弧歩様気味で,後ろ繋ぎにやや緩さはあるが,飛節/大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばせており,ストライドが大きい。また,筋肉の質感も良好で,肩の出も全く硬さが感じられない。繋ぎの沈み込みも適切。
母エクセラントカーヴは現役時に重賞を含む6勝をマークした実力馬。産駒はマイル戦よりは中距離で結果を残してきている。本馬は馬体の造りから距離にはやや限界がありそうだが,この募集額の馬としては出来の良さが非常に目立っており,コストパフォーマンスの高さは随一。非ノーザンかつ現状の馬体サイズからもそこまで人気しては来ないと思うが,注目したい1頭。
32.アイスパステルの20
牡 募集価格2800万円
馬体:26/35,体質:16/20,運動神経:41/45,総合点:83/100,総合評価C
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
しっかりと真っすぐに立てているが,首が短めで後ろ繋ぎはやや寝気味。ただ,肘付きの角度は理想的で,トモ容量はまずまず。半腱半膜様筋の発達も水準レベル。適性は芝中距離。
右前の外弧歩様はかなり目立つレベルで,肩の出に若干の硬さは感じられるが,後肢の可動域は広く,トモの力強さが窺える。また,四肢の連動性も良好で,体を大きく使えている。
セレクトセール購買馬。母の2番仔ということでまだ繁殖実績はないが,動きの良さは目立っている。脚元にややリスクはあるが,無事でさえあれば上のクラスでの活躍が期待できそう。
【推奨馬】5頭
※推奨馬の中での紹介順は募集番号順であり,推奨順ではないことにご注意ください。
10.レッドクラウディアの20
牝 募集価格2000万円
馬体:25/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:83/100,総合評価C
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
成長途上ということもあり,現状の馬体バランスはイマイチだが,各パーツの均整は取れている。全身の筋肉量は多い方ではないが,半腱半膜様筋等,最低限の筋肉のメリハリは見て取れる。後ろ繋ぎはやや寝気味で,適性はダート短距離~マイル。
後ろ繋ぎはやや緩めだが,後肢の可動域が非常に広く,体を大きく使えている。また,ダート馬ながら前捌きに柔らかさがあり,四肢を適切に連動して動かせている。
母レッドクラウディアは地方交流重賞でも活躍した馬で,初仔のレッドロムルスは先日何とか初勝利を挙げた。血統構成からも適性がはっきりしているタイプで,息の長い活躍を期待したい。
18.ジョリージョコンドの20
牡 募集価格4800万円
馬体:25/35,体質:18/20,運動神経:41/45,総合点:84/100,総合評価C
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
体幹がしっかりとした立ち姿で,馬体全体のコンフォメーションは良好。ただ,全身の筋肉量としてはやや少なめで,ボリューム感には欠ける。適性は芝マイル~2000m。
後肢の踏み込みはやや浅めだが,筋肉の質感が良好で,柔らか味のある歩様。また,肩の出も硬さがなく,スムーズに前肢/後肢共に運べている。首の使い方も適切で,推進力も十分。
祖母ジョコンダIIは新種牡馬サトノクラウンを輩出した名牝で,母ジョリージョコンドもこれまでの産駒4頭すべてが中央勝ちと実績を残している。運動神経の高さを示しており,今後の育成で馬体に厚みを増してくれば,かなり楽しめそうな1頭。
25.レッドリヴェールの20
牝 募集価格2000万円
馬体:29/35,体質:17/20,運動神経:37/45,総合点:83/100,総合評価C
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
父モーリスの特徴がよく出た筋骨隆々の造りで,体幹も割合しっかりとしている。背中のラインも適切で,大腿二頭筋/半腱半膜様筋の張り出しも目立つ。飛節もガッチリとしており,飛節の角度も標準的。適性は芝マイル~2000m。
飛節がまだしっかりとしておらず,後肢の踏み込みの深さにやや物足りなさは残るが,筋肉の質感は上々。また,前捌きもそれほど硬さは感じられず,四肢も適切に連動して動かせている。
母レッドリヴェールは当クラブ出身のGI馬で,3番仔の本馬にも期待がかかる。これまではアクシデントでデビュー前に引退を余儀なくされたルージュレーヴなど繁殖実績は残せていないが,母馬としてのポテンシャルはあるはず。馬体/動き共にこの価格帯としては上位の出来で,今後が楽しみな1頭。
26.ブルーミングアレーの20
牡 募集価格2800万円
馬体:27/35,体質:19/20,運動神経:38/45,総合点:84/100,総合評価C
将来性★★★☆☆,コストパフォーマンス★★★★☆
やや前傾姿勢気味ではあるが,棘上筋棘下筋や大腿二頭筋が良く発達しており,飛節もガッチリとしている。また,この時期の測尺値としてはほぼ完璧で,馬体のバランスも上々。適性は芝マイル前後。
後ろ繋ぎが緩めで,ダイワメジャー産駒としても肩甲骨周りの柔軟性が低い点はマイナスも,良質な筋肉を備えており,大腿筋膜張筋をしっかりと伸ばして歩けている。トモの力感も十分で,首もうまく使えている。
母13歳時の産駒。半姉には今年のヴィクトリアマイル2着のランブリングアレーなどがおり,母の繁殖実績は十分。かなり熾烈な抽選が予想されるが,高いレベルにまとまっており,先々は重賞戦線での活躍まで期待したい。
35.アイリッシュシーの20
牡 募集価格4800万円
馬体:27/35,体質:18/20,運動神経:40/45,総合点:85/100,総合評価B
将来性★★★★☆,コストパフォーマンス★★★☆☆
早生まれらしく測尺値が示す通り,完成度は高い。腹袋がしっかりとしており,全体的にコロっとした造りではあるが,各パーツのコンフォメーションは良好で,トモ容量も水準以上。適性は芝中距離。
全体的に緩さが少なめで,重心のブレが少なく,効率的に前進運動ができている。また,筋肉の質感もまずまずで,大腿筋膜張筋の伸びも上々。繋ぎの沈み込みも適切で,肩の出も比較的スムーズ。
母アイリッシュシーの2番仔でセレクトセール購買馬。セール購入馬ということもあり,募集額は高めの設定ではあるが,馬体/動き共に上々の出来。この完成度の高さを活かして,早期からの活躍に期待。
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