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【ソダシ分析】クロフネ牝駒重賞勝ち馬との比較
皆さんこんにちは😄
先日、ソダシの特集記事を公開しましたが、もう少し掘り下げてみようということで、特集第2弾をお届けします。
もちろん無料なので最後までご覧ください。
『ソダシは2400mをこなす可能性』
もちろんテーマはこれになってきます。
まず大前提として前回からの繰り返しになりますけども、「父クロフネ×母父キングカメハメハ」というニックスは、JRAの芝で2勝以上したことがありません。(ソダシが勝つまでは)
以下、通算成績となります。
■父クロフネ×母父キングカメハメハ
JRA芝成績(ソダシ以外の通算)
・新馬 (1-1-0-2)
・未勝利 (1-1-3-16)
・1勝クラス以上 (0-0-0-21)
ちょっと表現が悪くなって申し訳ありませんが、このニックスは『死んでます』。まず芝で勝ち上がっていくこと自体が困難であります。
◆芝重賞勝ち馬の分布
ではまず、クロフネ産駒全体の重賞勝ち馬ですが、牡馬と牝馬でかなりの差が出ています。
・牡馬 10勝 (7頭)
・牝馬 27勝 (11頭) ※ソダシ含む
ご覧のように、そもそも牡馬で何度も重賞を勝った馬はほぼ居ません。7頭で11勝ですので、1度勝ったらそれっきり……というパターンも多いです。
一方、牝馬に関しては1頭あたり2勝以上をマーク。
そもそも論として、クロフネ産駒は牝馬のほうが活躍しやすい傾向にあります。
◆クロフネ牝駒の重賞勝ち馬比較
次に、クロフネ"牝駒"の重賞勝ち馬(ソダシ含めて11頭)の比較表を作りましたのでご覧いただきたいと思います。
※重賞勝利時のMAX距離その時期、血統構成、デビュー時の距離比較です。
ここから感じたことを中心に私なりに書かせていただきます。
①母父にサンデーサイレンス系の血が入ると距離に融通が利きやすい。
1800mの重賞を勝っているアエロリット、ホエールキャプチャ、ブラボーデイジーの3頭はいずれも『母父サンデーサイレンス系』です。
一方、カレンチャン・マルモセーラなど1600mもしくはそれ以下の重賞を勝っている馬は、サンデーサイレンスの血を持たず、主にナスルーラ系の血を持つ馬が多く居ることが分かります。
ソダシは母父キングカメハメハですので1800mで勝っていた3頭とこの時点で少し違いますが、『キングカメハメハは母方の良さを引き出しやすい特性』という話はよく耳にします。
恐らく、母母父サンデーサイレンスの良さが引き出されているのではないかと推察され、これが既に1800mの札幌2歳Sを勝てている第一要因と考えられます。
とはいえ、先程も書いたように、ニックス的には芝での期待値は最悪ですので、過去の例から言えば奇跡に近い………いや、これだけでも奇跡の馬と言えますね。
②オークスの2400mはこなせるのか?
これについては、こなせる可能性は十分あるのではないかと思います。
何故かという話になってくるのですが、アエロリットやホエールキャプチャを参考に考えますと、ソダシは彼女たちとは競走馬としてのスタートラインから既に決定的に違う部分が存在します。
どうも『デビュー時の距離』に秘密がある気がしてならないんですよね。
■アエロリットの場合
1400mでデビューし、1800mの毎日王冠を勝ったのが3歳秋、そして引退間際の5歳時に、天皇賞(秋)で2000mながら3着に好走。3歳春まではマイル以下だったのに対し、古馬になっていくうちに距離に少し融通が利いていくようになったと言えます。
■ホエールキャプチャの場合
こちらは1200mでデビュー。阪神JF・桜花賞は2着、オークス・秋華賞は3着と距離が延びても対応はしていました。
3歳秋に1800mのローズSを勝利。
4歳春にはヴィクトリアMを勝利しましたが、その後も5歳秋に府中牝馬Sを勝ち、6歳夏には札幌記念3着、同秋に府中牝馬Sで3着。1600~2000mまで幅広く、そして息の長い活躍をしています。
この2頭はどちらかといえば3歳夏以降に、距離を克服した感があります。
しかしソダシは2歳の時点で1800mの重賞を勝っているんですよね。
ここがポイントかなと思います。
デビュー戦が『1800m』という部分、そして同じ距離の重賞も勝っている、しかも牡馬混合戦だった。色んな部分に価値があるのではないかと考えています。
1600m以下の重賞しか勝っていない馬も含めて、デビュー時は1400m以下であることがクロフネ牝駒の基本のようですが、
明らかに今までのクロフネ牝駒とは違いますね。
デビューした時点で中距離およびコーナー4つを克服してしまったという点で、どう考えても他のクロフネ牝駒と違います。
まとめますと
・芝で活躍していることが『奇跡』
(恐らく母母父サンデーサイレンスが効いている)
・コーナー4つのレース対応力も『天才的』
(2歳でこなした唯一の存在)
・ついでに毛色も『レア中のレア』
血統的に距離が長いと言われますが、分析していけばいくほど
むしろ『距離をこなす』下地を感じました。
個人的には、勝っても驚かないしむしろ勝つんじゃないか。
そう思っています。
最終的なオークスの予想については、ブログに掲載予定ですので、是非そちらもご覧いただければ嬉しいです😄
それでは今日はこの辺で👋