この一頭の元競走馬が亡くなる3日前、私は久しぶりに息子と佐賀競馬に行った。
馬券は買うが、それは馬たちの「餌代」のごく一部になるかどうかという些細な額。
私は、馬の匂いが懐かしくて、競馬の闇は知りつつも競馬場へ行く。
昨年2023年の春に、やっと訪れることができた熊本・阿蘇の養老牧場からフェイスブックに投稿された記事を、ぜひ多くの方に読んで頂きたく紹介する。
佐賀競馬に幾度か通ったことがあるのだが、恥ずかしながら、出走手当や出走ピッチ、そして見舞金のことを何も知らなかった。
その「悪魔のようなレース」を見ていて脚の状態に気づき、事故後買い取ったという女性がいなければ、この競走馬は南阿蘇の地で天寿をまっとうすることなど出来ず、さっさと殺処分されていただろう。
私と家族は昨年春、このガーデンに会うことが出来、一本ではあるがバナナを食べさせることができたことがせめてもの救いであり、ガーデンとのたった一度のわずかな「繋がり」であった。
ガーデン、安らかにね。そして、ひん太にも会ってやってね!