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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その111
「 ボロの始末 」
馬を飼養する上で、大きな問題となるひとつが、「ボロの始末」です。
ボロとは、馬の排泄物のことですが、この処理の仕方が悪いといろんな問題を引き起こします。
ひとつは馬の馬体自体に大きな悪影響を及ぼすサシバエの発生源をつくるということ。
そしてもうひとつは、匂いを出すなどして周辺環境を悪化させ、近隣住民とのトラブルを生みます。
この問題こそが馬の飼養上の最大の問題と言ってもいいかもしれません。
日本に全国、どんな場所へ行っても、いや世界のどんな場所へ行っても犬や猫のフンは、嫌がられるものです。
しかし、馬の場合の大きな救いは、「基本、草しかたべない馬のボロは、ほとんど匂いを出さない」ということです。
これにはちゃんと理由があって、肉食獣から逃走することで危険を回避するという選択をとった馬にとって自分が出すボロが、匂いを出すようでは嗅覚の鋭い肉食獣に居場所を知らせてしまうことになるからです。
したがって、人為的に発行させたりしない限り、きちんと処理さえすれば、まったく匂いの問題は回避されます。
事実、私自身毎日、世話に行っていたわけですが、放牧地に近づいて、ボロの匂いを嗅いだという記憶はありません。
最初は、コンポストの容器などを買って来て、その中に入れようとかんがえましたが、これはすぐにいっぱいとなるため、すぐにやめました。
結果的に、落葉が多い場所に、均等にして撒いておくとあっという間に腐葉土のような状態になることがわかりました。
これは、昆虫や微生物が活発に活動しているばしょだからこそ、ボロが彼らにとって格好のエサとなり、分解された為だと思います。
前述のように一切匂いを出さないので、むしろその場所は肥沃な土に変わっていたと思います。
しかし、何と言っても毎日きちんと処理すること、濡らしたり溜めたりしないことが絶対の条件です。
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