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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由  その㊿


立ち木をかじる

馬を飼う前は、馬が立ち木をかじる、もしくは食べるとは思っていませんでした。

最初の放牧地の中には、スギやビワなど数本の立ち木がありました。

最初の頃は、敷地内の草を根こそぎ食べることに夢中だったのですが、その草がなくなってしまうとその立ち木がターゲットとなり、次々とかじられてしまいました。

けっこう大きなスギの木も、外側の樹皮をごっそりはがれてしまいました。
当然、好意で貸してもらっていた土地なので、これには大変あせりました。

ホームセンターで結構目の細かい金網を買ってきて、一本一本巻きつけたのですが、そのうち数本は枯れてしまいました。

これは、食べる目的よりも、「何かをかじりたい」欲求の方が大きいためと感じています。


新しい放牧地には敷地内に立ち木は無かったのですが、「かじりたい」欲求を満たしてやるために、仕事で切り倒したモクセイの丸太を放牧内に置いていました。

すると、見事なまでにかじられて、なかなか芸術的なオブジェのようになりました。

よく牧柵などをかじってしまうという報告を聞きますが、歯の構造上、何かをかじっていないと歯の為にも精神衛生上も良くないのだと思います。


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江島 達也/対州屋
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