昔の仕事日記より ~ 2008年3月31日
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残念ながら退職された保育園の娘の担任の先生のことを忘れてしまった。
退職の時、転任の時はもちろん。一年間担任をしたクラスの年度が終わることでさえも、大変さびしいものである。
3月の終業式のあと、私はよく片付けの済んだ自分の教室に足を運んだ。
教室に近づくにつれ、聞きなれた「ワイワイガヤガヤ」。
「こら~、なんばしようとか!はよう、席につけ!」。
言葉にすると、優しくないが、それは半分笑いながらのセリフであったと思い返す。
窓からの見慣れた景色。
すっかり取り外された掲示物。
それらをもう一度、胸の中に深く吸い込んでから教室を後にしていたことを、今しみじみと思い出す。
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