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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その139
娘と対州馬ひん太 ⑤
元の牧場にいる時、触れることすらできなかった、ほぼ野生馬状態のひん太でしたが、私が個人で飼い始めてからは、それこそ劇的に変わっていきました。
まず初日から、「触ることができない」ということはなくなりました。
そこには、娘の存在がとても大きかったと思います。
私自身は、馬に突然走られた経験もあるので、それなりに馬の瞬発力=馬の怖さいうものを知っています。移送る際に、ひん太が大の大人、3,4人を曳きまわす力も目の当たりにています。
どうしても、その「前提」で、最初は接していたと思います。
いざという時のことが常に頭の中にあり、ひん太にとってみれば、威嚇的だったととらえられてもしょうがありません。
その点、娘には、ひん太に対して、そのような「構え」は、まったくありませんでした。
まず抜け毛の時季がだいぶ進んでいたので、「毛すき=抜け毛落とし」という格好の作業があったことも幸いしました。
ひん太は、意外にもさほど嫌がることも無く、と言うか全く気にすることもなく、娘に牛馬専用の金属製のクシで、コーミングをさせました。
特に娘が、ひん太のお尻辺りをコーミングするのは、非常にハラハラしたのですが、ひん太と娘の間には何の警戒心もなかったためか、まったく問題なく作業は、行われていきました。
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![江島 達也/対州屋](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102599053/profile_360ea0f26f55760e52d49a90537ff5e7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)