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F.P.レシェトニコフ 「Deuce Again」


The painting by F.P. Reshetnikov is not intended for children, but for adults, to make them understand that this is not how a child should be received when he returns from school. You should receive it as the dog did. He doesn't care what the child has achieved.
F.P.レシェトニコフの絵は子供向けではなく、大人向けであり、子供が学校から帰ってきたとき、このように受け取るべきでないことを理解させるためのものである。
犬がしたように受け取るべきなのだ。
彼は子供が何を成し遂げたかなんて気にしていない。

Creatures Great and SmallFB

F・P・レシェトニコフは、1906年7月15日、ロシア帝国エカテリノスラフ県スルスコ・リトフスキー村でイコン画家の家庭に生まれた。 彼はドネプロペトロフスク地方のグリシノ駅の鉄道労働者クラブで働いていました。 彼はモスクワの労働者芸術学部で学び、高等芸術技術工房に入り、1929年から1934年にかけて特にD.S.ムーアに師事した。 汽船チェリュスキン号で北極探検に参加。 1953年からソ連芸術アカデミーの正会員、1974年から副会長。 F.P.レシェトニコフの絵画「休暇に到着」(1948年)は、一種の記録保持者です。 この絵の複製が掲載されたポストカードの総発行部数は 1,300 万部を超え、ソ連で発行された他のポストカードを上回りました。 F.P.レシェトニコフは1988年12月13日に亡くなりました。 彼はモスクワのワガンコフスコエ墓地に埋葬された。

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作品のタイトルである「Deuce Again」は、「再試験」とでも訳せばいいだろうか。
家族から一斉に冷たい視線を浴びせられる中、飼い犬だけは帰宅した男の子を「大歓迎」している。
無垢な動物の存在が人にとって、いかに重要なものであるかを旨く表している作品である。

私が幼い頃住んでいたアパートでは、犬を飼うことが禁止されてはいなかった。
「ペロ」という名のダックスフントを飼っていたのだが、やはり彼は重要な存在だった。
夜眠る時、兄と交代でペロと一緒に寝ることが許されていたし、嫌いなおかずを食べるまでテーブルに座っていなけらばならない時、そのおかずを手のひらに載せてテーブルの下にかざしているとペロがやってきて食べてくれたことを懐かしく思い出す。

作品の男の子のように、しょっちゅう母から叱らたり、学校でもダメダメだった私にとってペロはいつも尻尾をびゅんびゅん振って歓待してくれる唯一の存在だった。


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江島 達也/対州屋
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