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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その66
笹の葉
馬がとっても好きなのが、笹の葉。
最初の放牧地の柵の周りには、笹が生えており、何も無い時は、笹の枝を曲げて柵に引っ掛け、そのまま食べさせていました。
おそらく初めて食べたのだと思いますが、ひん太はとっても気に入って、ボリボリと音を立てながら食べていました。
ただ、枝の部分は非常に硬いものなので、枝を切って与えることはしませんでした。過剰に枝の部分を摂取してしまうので。
必ず生えたままの枝を柵に固定して与え、どうしてもそれが出来ない時は、根元の部分をロープで柵に固定して与えていました。
仕事の帰り道によく通る道沿いに、大きな青々とした葉をつける笹の生えた場所がありました。JR現川駅から、長崎市内に向かう細い峠道の途中で、私はよくこの場所で、ひん太為に笹の葉を何枚も獲りました。
心の中でこの場所を「ひんササ」と名づけ、今でもこの場所を通るたびに、ひん太が生きていた時のことを鮮やかに思い出します。
亡くなった後も、この場所の笹の葉を一枚とって、バイクのコンソール・ボックスの中に入れていました。
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![江島 達也/対州屋](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102599053/profile_360ea0f26f55760e52d49a90537ff5e7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)