三浦 春馬さんファンの方々との不思議な出会い
きっかけは、ある三浦さんファンの方が「馬」にちなんだデザインを探して、私のデザインのステッカーを購入してくれたことでした。
いや、正確に言うと「購入しようと」してくれたこと。実は私のファイルに不具合が発生したため、お詫びした上で、キャンセルを申し出たのでした。
しかし、その方は怒るどころか、「どんな形でもいいから、作成をお願いできないか?」との温かい返事。
やり取りをしている中で、「私が壱岐という長崎県の小さな離島に教師として赴任していた時代に住んでいた教員官舎が映画「奈緒子」で西浦監督の自宅としてロケが行われ、その部屋に三浦さんも入った。」
「その頃の壱岐は、駅伝が盛んな島で、若かった自分も生徒たちと駅伝練習で島内を走っていた」などということをお伝えし、去る7月18日の三浦さんの命日・追悼の意も込めて、ファンの方に共通の【馬】と【桜】のデザインを【藍色】と【桜色】で創るという依頼を頂きました。
デザインを確認するやり取りの中で、三浦さんに関する様々な想いを伺ているうちに、私費を投じてラオスの恵まれない子ども達を支援したりした誠実な人柄に惹かれ、私も三浦さんが好きになりました。
また私が人生をかけて絶滅から救いたいと考えている在来馬、対州馬ひん太の命日もやはり7月であること、そして何より「馬は不誠実な人間には決して従わない」という点が彼と共通していることがわかりました。
出会いというものは、本当に不思議なものです。
そして今年は、本当に好きだった大学時代の友人も逝ってしまった年。
どうしてこうも、誠実な人たちが早く逝ってしまうのかと思うのですが、せめてひん太や友達や三浦さんが空の上で会っていてくれれば、と思うのです。
三浦さんの笑顔がいいですね。最初、奈緒子に対して心を閉ざしていた雄介が、監督の部屋に奈緒子の荷物を運んできて、部屋の散らかりように見せた笑顔なのですが、この部屋が私たち親子が暮らしていた部屋でした。
長男が這い這いしていた廊下。
陽当たりがよく、ニャンコたちがひなたぼっこをしていた。
島唯一の温泉地・湯ノ本湾を望む高台に建っていました。台風の時は怖かったのですが、夕陽や漁火も望め、気持ちのいい家でした。
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