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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その㉝
ホルター(無口頭絡)に引き綱を付けて歩く③
馬との信頼関係がある程度できたら、まず綱をつけて、馬房内であるとか、柵内を一緒に歩くことにトライします。
その時、最初は綱はあくまで物理的につながっているだけで、「いつも餌を与えてくれたり、世話をしてくれる人に、馬はついて歩く」というスタンスです。
綱にはテンションを掛けず、軽く合図する以上の力をかけないようにします。
これがうまくいかないのであれば、その後馬が一切従う、信頼することは無いと覚悟すべきです。
私は、ひん太に餌を与える前のルーティーンとして、ずっとこの練習を、よっぽどひどい雨の日以外、毎日行いました。
まず放牧地に着くと、ひん太が当然寄ってきて柵の間から顔を出します。
まず持ってきたリンゴの4分の1欠片を与えます。シャクシャク噛んでいる間に、ホルターと引き綱、(後の方では銜も)方向訓練の後で与えるバナナを入れたバックを身に付けて柵内に入ります。
ちょうど食べ終わった頃を見計らって、ホルターなどを付けます。
ルーティーンにしていると、ひん太も付け終わるまでその場でじっと立っているようになります。
そのルーティーンが、よどみなくできるようになってから、いよいよゲートを開けて外へ出ていくことになります。
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