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「ナガサキのサウンド・オブ・ミュージック」/長崎市


『 ナガサキのサウンド・オブ・ミュージック 』(長崎市)

 「うちのかあちゃんの、先生はわかくて、かわいかて言いよった」「おいんがたのとうちゃんも、すいとぅとばい!」「でも、ちょっとおてんばって言われよるとって!」「おてんばって、なんね・・・?」

 長崎では街の中でよくシスターに出会います。そして学校や保育園、施設などにもプロテスタントやカトリック系が多いのです。
私の通った幼稚園もカトリック系で園長先生をはじめ、先生たちは皆シスターの格好をしていました。私が初めて受け持ってもらった先生、その先生はシスターの格好ではなかったけれども、若くて明るくて活動的で・・・記憶の中の先生はいつも笑顔で不思議と怒っている顔はひとつも浮かんできません。まるで映画「サウンド・オブ・ミュージック」のマリア先生そのものでした。
秋の日に先生を先頭にして唐八景までバッタ捕りに行ったことを懐かしく思い出します。だからこんな「サウンド・オブ・ミュージック」のような光景にあなたもばったりと出会えるかもしれませんね。
それから数十年後、偶然にも新聞紙上で再び先生の笑顔に出会うことができました。保育園の園長先生になって活躍されているとか。でもその笑顔は当時のまんまでした。(長崎新聞社刊・僕の子ども絵日記ながさきの四季より)




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江島 達也/対州屋
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