心に染み入る言葉 「小さな波の話 ~ モリー先生との火曜日より」
その波は海の中でぷかぷか上がったり下がったり、楽しい時をすごしていた。
気持ちのいい風、すがすがしい空気
ところがやがて、ほかの波たちが目の前で、次々に岸に砕けるのに気が付いた。
「わぁたいへんだ。ぼくもああなるのか」
そこへもう一つの波がやってきた。
最初の波が暗い顔をしているのを見て、
「何がそんなに悲しいんだ?」とたずねる。
最初の波は答えた。
「わかっちゃいないね。ぼくたち波はみんな砕けちゃうんだぜ!
みんななんにもなくなる! あぁおそろしい」
すると二番目の波がこう言った。
「ばか、わかっちゃいないのはお前だよ。
お前は波なんかじゃない。海の一部分なんだよ。」
ミッチ・アルボム著 「モリー先生との火曜日」より
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