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最終回でも、寂しさより清々しさを感じたNHK第一ラジオ「ごごカフェ」

外での作業時、時計を見る暇も無いので、時間の経過がわかるようにつけてる、NHKラジオ第一放送。
これまで「すっぴん」や「ごごのマリヤージュ」「らじるラボ」などのお馴染み番組の終了は、なんとももの悲しかった。

しかし、一方でたまに思うことがあった。それはNHKラジオに対してのちょっとした不満。
それは、
「ビルの中の二重窓の中のエアコンの効いた場所で、きゃっきゃっ言ってるが、そんなんで全国のリスナーに伝わるかよ!外へ出ろ!」ということ。
もうひとつは、
「リスナーからのお便りのお陰で成り立ってるのに、実際に投稿しても(投稿有難うございました)という自動返信メールも無い。X(旧ツイッター)にいい言葉にメッセージしても何のリアクションも無しじゃないか!」ということであった。

もし私が制作局の上の立場の人間なら、投稿してくれたメッセージには、かならず最低「ありがとうございました」という自動返信がいくようにする。できれば、AIを活用して「〇〇県からありがとうございます。〇〇はまだ雪の中でしょうか?」などと返すようにする。
これぐらいのことは、やろうと思えばできることなのだ。

この3月、やはり聴いていた「ごごカフェ」が終了した。
しかし、いつものように寂しさだけではなかった。
武内 陶子アナは、NHKを早期退職して、新しいステージに足を踏み出し、吾妻 謙アナは、福島局に転勤したからだ。
二人がどういう事情でそうしたか、詳しくは知らない。
でも、二人があの二重窓の中の高層ビルの放送ルームから出たことが何よりうれしい。
そして、最終日吾妻アナが言った言葉。
「お便り全部読めなかったけど、後で目を通させてもらいます」。
この言葉こそ、最も聞きたいものだった。


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江島 達也/対州屋
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