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長崎でド・ロ様と敬愛されるド・ロ神父の遺したオルガンを弾き続けられた、橋口ハセ シスター


関東に住んでいた若い頃、帰省した折に、ふと足を運びたくなったのが、外海地方にある「ド・ロ神父記念館」だった。


海岸から山の手に上がった山間に建つ同記念館。いつも誰もいなくて、無音の空間。

その静寂に浸っていると、背後で古めかしいオルガンの音が流れ出す。

人がやってきたことを察した橋口シスターがいつの間にかやってきて讃美歌を歌ってくれるのだ。

だんだんお年を召されてからは、オルガンの演奏だけになったが、教師時代に心が荒んだ時も、この場所で何度も癒されたものだった。

そのシスターがこの19日に亡くなられた。

新聞の記事には、「おおらかで、いつも面白いことを言って皆を笑わせた。周りから愛された人だった」とある。

ド・ロ神父の人柄とよく似ている。

「シスター」と言うと、少し堅いイメージがあるが、実際には型にはまらない、人間味のある人が多い。


シスターのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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シスターとド・ロ神父に興味のある方はこちらもどうぞ

「ド・ロ神父の遺したオルガンを70年以上も弾かれている、橋口ハセ シスター」
http://hayabusa-3.dreamlog.jp/archives/51259123.html


「フランス魂 ~ マルコ・マリ・ド・ロ神父」

http://hayabusa-3.dreamlog.jp/archives/51234993.html


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