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戦争のやめ方

令和4年10月現在。
いつかは、過去になっていくものと思いますが、2月に始まったロシアとウクライナによる戦争は、現在も続くどころか、無差別の都市攻撃という泥沼化しています。
ウクライナを後押しし、「防空システム」を供与すると豪語していたアメリカ軍もNATO諸国軍の防空システムも、まるで「ざる」のようにすり抜けて、ミサイルはウクライナの各都市に着弾しています。
ということは、北朝鮮が打ちまくっている巡行ミサイルも、日本の防空システムなど簡単にすり抜けて落ちてくるでしょう。
このままでは、戦争は終わらないということです。
いったん、どちらかに大きな被害があった場合に、一応の停戦・終戦という形は取るかもしれませんが、これだけ被害・憎悪が深まった両国には、永遠に「本当の終戦」は来ないでしょう。

制裁や非難などで、その相手が屈するはずが無いのです。

では、どうするか?
世界は、有史以来最大の「戦争終結というソリューションに向けたトライ&エラー」を試していくしかないでしょう。
もうこれ以上の犠牲者を出してはいけないし、地球規模の気候変動や人口問題は、もう一刻の猶予もないのですから。

明確なことは、未来の世代にまで遺恨やツケを遺す問題に対し、せめて解決の糸口くらいは見つけなければなりません。
永遠に続く「怨念の連鎖」は、今生きている人間で、断ち切らねばならないのです。

今回、故コヴィー博士の「7つの法則」のシナジーを引用して、ひとつのシミュレートをイメージしてみたいと思います。


Step1.当事国2国(2者)と司会進行国1国が参加する。

当事者国はそれぞれ1~2時間自分たちの立場を説明するプレゼンを行う。
内容は相手を非難する内容を含めてはならない。
それを相手国は中途で反論・反駁することぜずに傍聴する。

必要に応じ、傍聴後、複数回プレゼンを行う。この内容もまた反論・反駁するものであってはならない。

Step2.「お互いにとってwin - winとなる」案(Third idea)を妥協度に応じて、第1~3案まで提案する。

Step3. 第3の提案までに妥協できなければ、司会進行国は、次回の開催日までの日程を決め閉会する。会期中は、休戦する。


非常に単純と言うか、シンプルな「話し合い方」であるが、これを個人と個人の問題の解決法としてイメージしてみるとわかりやすい。

そこには「宗教・人種・年齢・社会的地位」などによる「差別扱い」や「特別扱い」をしないこと。
そして、基本的な人権を尊重することが、絶対に必要である。


既に戦争が始まった後では、やはり困難を伴う。しかし、不可能ではない。

大事なのは、お互いに「赦し」の姿勢を持つことである。「赦し」こそ、大抵の宗教でも推し進められてきたことではなかろうか。



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江島 達也/対州屋
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