なぜ「お店やさん」がなくなると街が寂れるか・・
(長崎市)
(西海市大島町)
(波佐見町)
・・・3軒のお店を見て、「中には穏やかそうなおばあちゃんか、おじいちゃんがやってる(やってた)っぽい!」って思いませんか?
店構えは、店主の人柄を表すって言うか・・・
私自身、個人業を始めて、いやと言うほど思うのは、「商いの原点」は、人とまっすぐ正直に向き合うということで、そこに求められる資質とは、「細かさ、丁寧さ、そして明朗さ」じゃないかということです。
そういう人柄が商人として身についた時に、街の人から見れば、「いつも笑顔で感じよく、いろんなことに気がつく」存在となっていたのではないでしょうか。
数年前、新聞の投稿欄に、『小さな街で美容院をやっていた女性が亡くなって、街の灯が消えてしまった・・』という風な内容の記事が載っていました。
その方は、母子二人暮らしでありながら、小さな美容室を経営していて、いつも店先に出ては、街の人たちに笑顔をふりまき、店の前を通る子ども達には声をかけて、励ましてやるような人柄だったらしいのです。
遠くから来た人が道に迷った時、まず訊ねる為に立ち寄る場所と言えば、こういう個人のお店でしょう・・・。そして訊ねた人も、その人柄に触れ、ほっとした気持ちになるはずです。
これが、住宅地であれば、人影すらなく、逆にうろついてたりすると、ヘンな目で見られたりします・・・
ですから今、上の画像のような「お店やさん」が、急激になくなっていってる・・という状況は、街がどんどん寂れていっていることにつながると思うのです。
私もよくコンビニを利用しています。しかし、それは、近くにコンビニしかないが為です。
残念ながらコンビニというのは、便利だけど、働いている人は、時給制なので、先に述べた「商いの原点」には辿り着きにくいでしょう・・・・
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