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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その123
「かじるもの」という環境
あまり知られていないことですが、馬にとって「かじること」は、とっても大切なことです。
本来、馬の食性というのは、一日中草を前歯で「かじりとって」います。
その為、前歯の見合わせは楔上になっていて、指などを誤って噛まれると、とても痛い思いをます。
つまり、この「かじる」という動きは、馬の体調のコンディションを整える上で大きな意味がありますが、広大な牧草地での放牧以外は、この行動は、著しく制限されることになります。
かじることができなくて、歯が伸びすぎてしまい、正常に草をはむことができなくなり、消化不良を起こし、最悪の場合、疝痛を併発し、死亡するということも可能性として出てきます。
ですから、馬はかじれるものは、あらゆるものをかじりますが、これはしょうがないことです。
一番は牧柵などの木材や立木、あとはロープだろうが、ゴム製品だろうが、あらゆるものをかじりますので、飲み込むとまずい物は注意が必要です。
ひん太の場合、最初の放牧地には、けっこう立木がありました。
初めての馬の飼養いうことで、けっこう立木をかじられてしまいました。
慌てて気の周りに金属の金網を巻いたのですが、かなり大きな杉の木は丸ごと皮を剥がされるような感じになってしまいました。
次の放牧地には、立木が無かったので、仕事で伐採してきた大きなキンモクセイの幹をそのままゴロっと置いておきました。
すると案の上、ひん太はその木をかじりはじめ、形が変わっていきました。
その木は、今でも保管していますが、あらためて「かじるもの」「かじれるもの」の大事さを思います。
その他、至るところに巻いてしたPPロープなどもかじられている場所があります。
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