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職場体験学習では、ただ仕事の手順や内容を教えるのではなく、「金銭に関係なく他人にWinを与え、気持ちを高められることができるか」の第一歩を教えるべき

今や全国津々浦々の中高で、職場体験学習やインターンシップは行われているだろう。
しかし、どうやらその内容は大半が「アルバイトとしての触り」を体験するものにとどまっているようである。

学校から出て社会の中で活動するという新鮮さはあるかもしれない。
しかし、だからと言って、この内容で「働くこと」「仕事をするということ」の意味を伺うものには到底なっていない。

職場体験学習やインターンシップは、ただ仕事の手順や内容を教えるのではなく、「金銭に関係なく他人にWinを与え、気持ちを高められることができるか」の第一歩を教えるべきでる。

感覚としては、ボランティア精神に近いかもしれない。

先日、地元に古くからあるスーパーの一角にある花屋さんで中学生たちが、職場体験学習を行っていた。

通り過ぎながら何気なく様子を伺っていると、中学生たちは、店の人からあれこれと商品の並べ方などを教わっていたようである。
もちろんこれらが、「職場体験学習」の根幹を成すものであることはまちがいない。

しかし、それだけでは生徒たちに「働くこと」「仕事をするということ」というインスピレーションを与えることはできないのではなかろうか。

「金銭に関係なく他人にWinを与え、気持ちを高められることができるか」という要素がなければ、それはただ消化しているだけに過ぎない。

例えば、作業をしている最中にも多くのお客さんが通り過ぎたり、店をのぞいたりしているわけだ。

そういったお客さんに対して、「まずは明るい笑顔で挨拶をする」
これによってお客さんの方は、大変気持ちが高められる。
生徒たちも、また同じく気持ちが高められる。

結局、そういったことで商売が成り立っていくのだということを肌で感じるのである。



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江島 達也/対州屋
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