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路面電車200形202号

数日前、浦上車庫前付近で出会った路面電車202号。

202号車は、昭和25年に日本車輌(名古屋市)で製造された5両のうちの1両です。福岡市の西鉄線500形の側面をそのままコピーし、車体幅を120mm細くして造られました。
元々の姿は↓下の画像のようなものでしたが、ワンマン化の際に正面窓を固定化し、冷房化の際に張り上げ屋根への改造、方向幕の大型化、前照灯位置の窓下への移設、側面方向幕の新設、客室灯の蛍光灯か、及び自動ドア化など・・・大幅な改造が施工されました。
ドアは現在も尚、木製であり、これは全国でも極めてめずらしいものです。


200形のうち201,203~209の奇数号車は日立製作所にて製造されたもの。202,204~210の偶数号車が日本車輌で製造されたものです。
ともに製造から60年、通常運行しているレギュラー車輌として一番「古株」なのは、この200形の車輌達なのです。
戦後、被爆の傷跡の生々しく残る時代から今日まで、長崎の街を、毎日見続けてきた車輌達であり、その姿は、「まだまだ若いモンには負けとらんばい!・・あんたもまちっと、がんばりんしゃい!」という市民の活力源ともなっているわけです・・・・・。

(昭和38年・石橋)

(平成22年・赤迫)

(元記事作成:2010年10月)

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江島 達也/対州屋
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