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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由  その73

突然の雨


雲行きが怪しい時には、必ず合羽を持って行くのですが、その日は大丈夫だろうと高をくくって、合羽を持たずにひん太の所へ行きました。

世話をしている途中で突然の雨。少々であればバイクをとばして帰るのですが、その日は結構な降りでした。

あきらめて雨が止むのを、ひん太のテントの下で待つことにしました。

しかし、なかなか止む気配も無く、30分ほど、ひん太と一緒にテントの下で過ごしました。


このようなことは一度きりだったのですが、振り返ってみれば、こんな嬉しいハプニングはありませんでした。

通常、突然の雨は迷惑なものでしかありませんが、馬飼いにとっては、とっても幸福をもたらすものなのです。


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江島 達也/対州屋
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