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#11【お悩みに答えます】自分の気持ちの浮き沈みがあるのが嫌です!

 こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!

 僕が馬と人との交流を題材として、人間の生活を豊かにしたいと考えているお話を#2~#7でしてきました。
 

 ただあんまりまだピンと来てない皆さんのために、馬との交流体験が実際にどんな風に生活に活かされるか、具体例をあげてお話ししていきたい。

 そこで、皆さんがもつお悩みを一つづつ見ていき、そのあと馬との交流体験から得た学びで解決策を提案する、という形式でこの何回かは進めていきます。

 

 では早速本日のお悩みを見ていきましょう。

 「自分の気持ちに浮き沈みがあるのが嫌です!

 うーん、なるほど。気持ちが安定しないことが嫌、分かる気がします。OK。

 では今日のラインナップはこちら!
・気持ちの浮き沈みが嫌なのはなぜ?
・馬って感情の浮き沈みは激しいの?
・自然に身を任せると感情はどうなる?

 こんな感じで見ていきましょう。安定した自分でいたい、というのはどういう意図か。そもそもそれで人生は豊かなのか。ということをお話していきます。

 では早速行きましょう!

気持ちの浮き沈みが嫌なのはなぜ?

 まずは、自分の気持ちの浮き沈みが激しすぎるのが嫌、安定したい、というのはなぜなのか?というところをお話ししていきましょう。

 例えば、カーッとなって怒鳴り散らす自分が好き、という人は少ないと思います。何かピンチになった時に慌てふためく自分もそうでしょう。

 泰然自若。そんな姿勢への憧れはすごく強い気がします。

 何があっても落ち着いていられる、どんな状況でも微笑みを讃えている、そんな泰然自若。

 では、そんな人たちは感情がないのか、というとそうではありません。機械のように感情がないことを泰然自若というのではないことを何となくイメージしてもらえると思います。

 ということは、泰然自若としている人はネガティブな感情を持たないようにする、ということではないでしょう。実際にそれは本当に難しいです。

 大切なことは、ポジティブな感情を強く持続させネガティブな感情を早く消化できるようになる、ということなのではないでしょうか。

 その究極の地が泰然自若というわけです。

 ではどうすればそうなれるのか。
 僕は、自然に身を任せ、自分の感情をありのまま受け入れることがその第一歩だと思います。馬という動物のケースを見てみましょう。

馬って感情の浮き沈みは激しいの?

 馬は人間よりも感情の浮き沈みが激しいと観察できます。例えば、ご飯が自分だけもらえなかったとしたら…ずーっとイライラして壁を蹴ったり他の馬と喧嘩したりしています。

 子供みたいな感じです。

 でも皆さん馬って基本ぼーっとしているイメージありませんか?広い草原で草を食べている時、お日様の下で寝ている時。馬はかなりのんびりしています。


 今起こっていることに反応して瞬発的に感情が揺れ動くことは大きいのですが、刺激がない時はとことんぼんやりしているんです。


 これも子供みたいですよね。さっきまで怒ってたのに寝てるとかすぐ機嫌良くなるとか。

 では、馬と人との違いって何でしょうか。僕は2つあると思います。子供と馬はちなみに近いので大人と子供の違い、と言っても良い気がします。

 ①馬(子供)は過去の感情を今に引きずらない
 ②馬(子供)は自分の感情を否定的に捉えてさらに感情を動かすことはない

 この2つです。まとめると、馬や子供は「今」感じているネガティブ感情が「今起こっていること」のみについて起こっているのです。

 僕は、この2つのポイントをうまく扱うことで、ネガティブな感情を早く消化することができると思います。

自然に身を任せると感情はどうなる?

 感情の浮き沈みが激しくて嫌です、という最初のお悩みに少し戻ると、このお悩みは「何か悪いことがあると、ネガティブな感情になってそれがどんどん深まっていく」ということだと思います。

 それによって「どんな時でもポジティブでいられるようになりたい」という願いを持ち、そのイメージがいつでもポジティブな感情に留まっている人をイメージするのだと思います。

 
 前回、前々回でもお話ししたように、ネガティブな感情を発生させないようにしよう、というのはあまり有効ではありません。

 大切なことはネガティブな感情が現れた時に、それを受け入れて消化していくことなのです。

 そういう点で考えると、先ほどお話しした馬と人との違い(子供と大人の違い)は役に立ちそうです。

 例えば、大人の人間は、起こったことをずーっと考えてずっとイライラしてしまうこともあるのでしょう。さらに、イライラしていることにイライラするという悪循環も起こります。

 それこそが、あなた自身があなたの感情の浮き沈みを嫌う理由だと思うのです。

 そこで。できることは、感情については自然に身を任せることです。そしてその感情をあるがままでいいや、と思うことができることです。

 つまり、今起きているネガティブな感情は子供や馬のようにあって当たり前のものだと受け入れてあげてください。

 そして、それは「今起こっているものに反応してる自然な反応だから仕方ないよね」と思ってあげることで、子供や馬のようにその感情を「今起こっていることについて」と限定することができるのではないでしょうか。

 ただただ、嫌な出来事があるから今嫌だと思ってるんだ、この嫌な刺激がなくなってくれないかな、くらいで捉えられるようになろう、ということです。

 それを続けていくと、あなたの感情は自然な状態に近づいていきます。「今」の刺激から起こる「今」の感情のみに生きられるようになるのです。

馬は驚いた次の瞬間大丈夫だと思ったら草を食べ始める

 すると、ネガティブな感情の理由が出来事に限定されているので、次の瞬間良いことがあったときに簡単にポジティブな感情をすぐ取り戻すことが出来るようになるのです。

 ネガティブ感情に閉じ込められることがなくなる。それが泰然自若への第一歩です。

【お悩みへの回答】気持ちに浮き沈みがあっても大丈夫。ただ、ネガティブな気持ちで留まらないように、まず感情を受け入れ、「今」の感情のみに生きよう。

 明日も一日頑張りましょう!


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