87回目の東京優駿です。

明日は第87回東京優駿です。

今年もダービーがやってきます。
今、馬産地は出産〜種付シーズンも終盤に差し掛かり、
大忙しだったこの春もようやく落ち着きはじめている頃でしょうか。

今からたった3年前に生まれた仔たちが東京2400メートルの舞台で覇を競います。
人で、野球で云うところの「夏の甲子園」ですね。

毎年7000頭から産まれる中からたった1頭。
生まれた時にはダービーに出られるといいなぁ〜
と、ふと頭をよぎるものです。

今年は、
ディープインパクト産駒5頭
ハーツクライ産駒3頭
スクリーンヒーロー産駒1頭
シンボリクリスエス産駒1頭
ノヴェリスト産駒1頭
ルーラーシップ産駒1頭
ドリームジャーニー産駒1頭
オルフェーヴル産駒1頭
キンシャサノキセキ産駒1頭
ゴールドシップ産駒1頭
キズナ産駒1頭
New Approach産駒1頭

というラインナップ。
サンデーサイレンス の血を持たない仔は、
たった2頭と言うから、すごいことですね苦笑
彼がこの世を去ってからもう18年にもなるのですね。

ダービーに出走するためにはやはりある程度早い仕上がりが求められることもあり、
かつては、”早く仕上がりつつ距離も持つ”というハードルの高さがありました。
2400メートルという距離を走るのはダービーが初めて、という仔が多かったですね。
しかしながら、今は2歳戦から2000メートルのレースがあったり、
短距離戦線が充実したこともあって、
ある程度距離適性を見極めて出てくる仔が増えたんじゃないかなと思います。

これによって起こるのが、
・無茶なハイペースのレースにならない
が一番特徴的な最近のダービーですね。
あとは、馬場が軽いこともあって、
早い時計で決着することが多く、ある程度前で競馬できる馬が有利になる傾向にあります。

今年は天気にも恵まれ、
まさに最近の傾向を象徴するレースになるんじゃないかなと思います。

断然の1番人気はコントレイル、ディープインパクト産駒ですね。
大変スピードのある仔ですね。
運動神経の良さを感じさせます。
皐月賞までのレース、そして皐月賞で後方に待機させての競馬もクリアし、
あとは距離だけ!という感じですが、
今の馬場、そして今日の天気も彼には味方しそうですね。

しかしながら、
彼の適正距離は2000メートルくらいなんじゃないかなと思ったりもします。
最後の200メートルでパフォーマンスが落ちろことがあるとすると、
3コーナーあたりから長い脚を使わざるを得なくなった展開時。
前半ゆっくりと流れて、後半にダラダラとラップ早くなるような展開だと、
速い足は使えないけど、前目につけた持久力に優れた仔が台頭してもおかしくはないかなと考えます。

◎サリオス
◯サトノフラッグ
▲コントレイル
△ヴェルトライゼンデ

これに加えて、
将来的に「これは走ってくるだろうなぁ」を感じさせてくれるのは、
☆アルジャンナ。
今日のところはまだまだ体が出来上がってないこともあって、
見せ場を作れたら未来は明るい感じがします。

先週のオークスのデアリングタクト長谷川牧場のような、
”日高の小さな牧場の夢”というのが無い今回ですが、
日高生まれの仔たちがどんな競馬をするかは注目したいなと思っています。


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