2020/03/17〜18ロンドン生活最終日

起床7時
例のごとくほぼ同じ時間に起床
朝起きてシリアルと昨日買ったチョコ菓子を食べた

すごく美味しかった。キットカットと同じレベル。正直外国のお菓子は(イギリス含め)日本のお菓子の足元にも及ばないものばかりだと思っていたが、こう例外を出されると他のお菓子もチャレンジせねばならなくなる。

幾度と外国のお菓子を買ってきたが今初めてちゃんと美味い!と感じたような気がする。感動した

10時前ごろ家を出発
今日はお土産探し。ただ自分が欲しいものを探す日だ

まず地下鉄に乗ってテムズ川周辺へ移動

テムズ川沿いを歩いて撮影
中央の意味不明な建物はセントポール大聖堂。入場料がやけに高いので入ってはない。見るだけで充分や

少し歩いてバラマーケット着

とあるジャムを探していたのでそれが見つかるまで物色していたのだが…ない。2〜3週マーケット内を散策しても見つからない。ここにあると調べてきたが…ないものは仕方ないのでバラマーケットを後にする

バラマーケット周辺にチーズ屋さんがあったのでその中を見ると、なんと探していたジャムがあった!

まさかここにあったとは!俺も運がいい。急いで購入。5ポンドぐらい。名前は「バラなんちゃらオールドヨシュア」みたいな感じの黒い蓋のやつ。もうパッキングしてしまったので写真は気が向いたら後日

その後俺がよくいくスーパーのセインズバリーがあったのでそこに立ち寄ってサンドウィッチを購入。テムズ川沿いに再び戻って昼食をとった

その時についでにチョコ菓子を買っていた。美味しくなかったので写真に撮り忘れてしまった。微妙だったなー

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2020/04/14

目を覚ましたら今日になっていた。

言い訳をするとこの時期にイギリス旅行なんて不謹慎だなって思ってなんとなく旅の終わりだけを有耶無耶にすれば許されるかなとかそういう思考の故にこの記録を止めていた

つまりそういうこと

日本に帰ってきてからお政府様から自宅待機の要請を2週間ほど受けたのでそれに従うべくnoteの更新も中断していた。いやなんも意味ないことは分かってんだけどね

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バラマーケットに行った後はハイドパークまで歩いた

今日でロンドンも最後か、と思ってロンドンらしい写真をたくさん撮った。ロンドン生活初日とおなじやね。初心は大事

ハイドパークに向かう途中にフォートナムアンドメイソンとかいう店がある。ここに売っている紅茶を探しにきた

青色の缶に入ってるやつを買った。午後用とか朝用とか、何種類か紅茶があった中で朝用のやつを購入。なんか香りがスッキリしてた

お土産を拵えて次に向かったのはパーラメントヒルというところ。ロンドン市の北方に位置している

少し高台になっててロンドン市街が見通せた。素晴らしい場所だ。最後に来れてよかった

ここでひたすらに時間を潰した。

ありがとうロンドン…そんな感じでずっとこの街にお別れを告げていたような気がする。感謝しかなかった

暗くなるまでここにいて音楽を聴いていた

さだまさしの「償い」が妙に心に響いた。そういう気分もある気がする

次の日

この日が帰国日。お世話になった部屋を最大限目に焼き付けてから家を出た。

Googleマップを開かなくてもヒースロー空港へたどり着ける。これほどまでにこの街に住み慣れたことがなんだかすごく嬉しかった

帰りの地下鉄。あるお爺さんがトイレットペーパーを両手に乗り込んできた。「日本もこうなってるのかな…」例のウイルスの影響をこの日初めて見た。

ヒースロー空港着。チェックインできない問題ですごく不安だったが受付カウンターの人がしっかり対応してくれて助かった。家に帰れるぞ

帰りの機内はすごく混んでいた。減便の影響でここに押し込められたのだ。なんてことだ。別にそんな気にしてないけど。他の人たちはなんだか陰鬱そうだった

せっかくのイギリス旅行がこんな形になるとは思ってなかった!という具合なのだろうか。そう思うとなんだかすごく悲しいような気がする

一方俺は自らの心配性と危機感を押し殺したおかげであまりストレスを感じずに済んだ。心配性や危機感といった感性は基本的に身を守るために人間に兼ね備えられた感情の一部なのだろうけど、たまにそれがストレスとなって自らに牙を剥くことがあるので状況によってオンオフを切り替えができるといいなーみたいなそんな感じ

そんなこんなで無事日本に帰国。

親が成田空港まで迎えにきてくれた。「別にいいよ」と念押ししていたがそれでも来てくれた。優しいね

そういえば検疫所とか色々書きたいことはあったのだけれど、なんだかどうでもいいような気がしてきた。不測の事態ほど語るべからずのことはないよ。いやそんなことないけど

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俺のロンドン生活は終わりを告げた。

家に帰ってからは自宅待機の要請を粛々と守り、先日保健所様から直々に「経過観察終了です」とのお達しをもらった。俺は一人勝利したのだ

俺にとってのコロナとの戦いは一足先に終わったのだが(勝手にそう思い込んでるだけ)それよか俺が帰国してからのイギリスの状況があまりにも悪くなっていて心苦しい。

俺が闊歩していたロンドン市内はもう俺がいた時のような風景ではなくなっているのだろう。誰もいなくなった市街を思い浮かべる中でもなんだか悲しい。

締まりの悪い旅となってしまったが、これもまた一興なのだと思う。

どうか俺がこのロンドン生活のことを嬉々として語れる日がくるように、一刻でも早い事態収束が来ることを願っている

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