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二十五の夜:秋・フィリピン・二人旅 初日

起床5時ごろ
例の如く昨日寝る前に充電コードにくくりつけた電子機器類の充電をチェック。問題ないことを確認してザックに放り込む。いつものやつ

思ったよりも早起きしたなぁと思いつつ、5:20と5:30にセットしたアラームが鳴り出した。普段ならアラームの音でイヤイヤ起きる日常、今日は、というかこういう日はそんなこと関係なしに身体が跳ね起きるんだよな。アラームを止めると同時に平日アラーム設定も解除した。

「うおおおあああああああ!」

スマホに目を向けると友人から雄叫びが送られてきている。こいつテンション上がりすぎだろ

「しゃー!!!」

という気分でもなく、むしろ心穏やかな静かな出発の朝だけど、適当な返信でもしといてやるか

6時ごろ、出発。
旅を始めましょう

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前述

10月中旬にどっか行くか

2024年度カレンダーをもらった時からなんとなく考えていた。

その時はどこに行こうかなんて具体性はなかったけど、どっか友人と酒飲んだ勢いで

「この時期、どうよ。海外」

そんな誘い方をした気がする。
それから友人も俺に合わせて9連休を生成してくれて、なんとなく行き先がフィリピンに決まって、計画を立てたり断念したり、航空券取り直す羽目になったりして今に至る。

3ヶ月ほど秋・フィリピン・二人旅が日常の中でぷかぷか浮かんでは消えていった日々だった。

2018年夏、人生初の海外旅行がこの友人とのマレー半島縦断だった。あの帰り道の山手線内、友人との別れ際に「次はヨーロッパな」と言った記憶が鮮明に残ってるのに、なんでまた東南アジアなのか。

まぁいいんだどこでも、この友人と日常を抜け出せるなら、あの頃ぶりに友人と非日常に飛び込めるなら。

一人じゃ無理なんてことはない、俺だって一人で海外に飛び込む勇気なんてとっくに有している。
ろくに英語喋れなくてもイギリス、アメリカと突貫して現地に溶け込むことができる

(とか書いてたら乗り換えミスった)

友人も旅とは少し違うが、海外出張を何度も繰り返して、むしろ海外なんて飽き飽きぐらいなんじゃないか。まぁ毎回楽しそうに土産話をしてくれてるので、飽きてるなんてことはないか

そんな一人でも海外旅行をするのに特に不備ない二人が、まだ未熟で何もかも眩しく見えたあの頃ぶりに二人で海外に飛び込む。

それも行き先はフィリピンだ。日本と同じく、ユーラシア大陸から独立した島国。行こうと思わなければ行けない、通り道にはなり得ない。むしろ一回行ってしまえば、その一回を猛烈な印象としてこの島に閉じ込めておくことができる

一人でもきっと満足するフィリピン旅行ができるだろう。この旅を考えている時いつも下記の言葉を思い出していた。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」

友人となら、一人では見れない、より遠くの景色が見れる。その確信がある。

だから今回の旅計画には俺たちの「自由」を詰め込んだ

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計画

ついて来れるか?俺たちの旅路に……

今回の旅期間は10/12-20の9日間

10/12

¥28830
成田空港からフィリピン、マニラへ。
例の如く手荷物ギリギリの重量ぽいけどまぁなんとかなるでしょ

マニラついた後は全て未定。飯未定、宿未定。自由ってやつだ

10/13
自由

10/14
自由
夜はフェリーターミナルで睡眠

10/15

マニラからセブ島行きのフェリー。なんと29時間乗船!!!で一人5000円!!!!しかも飯無料らしい!!!安すぎるだろ。なにこれ、暗黒大陸行き???

10/16
セブ島着後、豪邸(一泊5000円)予約済み。豪遊

10/17
豪遊のち夜はセブ島空港

10/18

¥10324
0:50セブ→仁川
夜ウィスキー蒸留所でパーティらしい(友人のコネ)

10/19
自由
夜は仁川空港泊?

10/20

¥17978
end

自由だ(恍惚)

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持ち物編

今回のデッキはこちら

今回は基本的に前回アメリカに行った時の荷物を踏襲しているが、今回の旅のために新調したものが多い。前回からの変化点は防水対策のためドライバッグ、折りたたみ食器類、軽量雨具、防虫シーツ、エアマット、持ち運びお湯沸かし器あたりだろうか。

まだまだ扱いきれてないものも多いので、レビュー的なやつは各々のタイミングでということにしようか。

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10:20ごろ搭乗開始



11:10エンジンが唸り出す



13時ごろ
出発してからなんとなく外を眺めたり目を瞑ったりして過ごしていた。流石に暇になって現在はスマホいじりと共に文字を綴っている。こちらのノートのアイコンにもしている(勝手にしてるため著作権に厳しい今のご時世あまり大きな声で言えないが)panpanya先生のグヤバノホリデーを見直し中。当初はそこまで意識してなかったが、これまさかの聖地巡礼ってやつになってるね。先生がレポートしたものたちをなんとなく体感できればなと思ってます。

寝飽きたであろう友人と喋りつつ、日本時間16時前ごろに着陸準備

フィリピンうおおおおおおおおおお!!!!!!!

入国時の入国審査、身構えていたが係の人にパスポート渡しただけで一言も会話せず終わった。まじすか。対策として今日泊まるホテルとか決めてないけど、滞在先の住所とかそれっぽいの考えたんだけどな

事前にこちらのサイトにてフィリピン入国の登録をしていたのでスムーズだったのだと思う。多分
出国時も登録が必要で少し面倒くさい。忘れずにやっておきましょう

小綺麗な空港内を散策して、まずはフィリピン国民食らしいjollibeeへ。チキンライスコーラで110ペソ300円ぐらい。

チキンはマクドナルドのシャカシャカチキンみたいな味、衣にチーズが入ってんのかな。ライスはスカスカな感じ、コーラは駄菓子屋のコーラ。でも美味い。日本人にも親しみやすい味だと感じた。

空港内であまり長居もしてられない。今日の宿を探しに行きましょう。

空港から一歩外に出るとじめっとした空気が全身を包んだ。さらに夥しい数の車車車。よくもまぁこんな情報量の中運転できるな。

車を眺めてると基本ほぼ全て日本メーカーの海外仕様のものばかり。特にバイクが気になるのだけど、これもHONDAと YAMAHAがほとんどって感じ。スーパーカブのある意味で兄弟であるWAVEが多いように感じる。俺でも運転できそうだ

やばそうな路地に突っ込んでしまった。空港から街中に向けて歩いてたらだいぶディープそうな通りがあって、好奇心に負けて入り込んだ。道ゆくガキンチョに「アニョハセヨ」などと言われるがまぁ無視してゲラゲラ笑ってる。

場所はこの辺な気がする

圧倒的な情報量に気圧されてしまったので、思い出せる限り文字に残す。

まずは異常な交通量。こんな狭い路地なのに平気で車は突っ込んでくるし、バイクもさらにすり抜けようとしてくる。プープーと自分の存在をアピールしてるんだろうが、もう避ける場所なんてないのよ

続いてバイク。海外仕様のバイクはなんとなくカッコよく見える。基本的に日本よりも悪路向けに作っているはずなので、それが自分の感性に合ってるのだと思う。かといって日本で乗るには部品の入手性も含めると「ないかなー」と思わざる得ないんだけど。

バイクに荷台がついてるのはトライシクルってやつらしい。多分。どうやらこれが簡易タクシーみたいなのがトゥクトゥクみたいなもんで、これに乗っけて目的地に連れてってくれるらしい

路地の交差点、広場では若者がバスケに興じていた。車バイクの往来はなんのその、裸足で駆け回る彼らを見て「ストリートスタイルってやつか」と感心していた。

さらに市場のような屋台街?に差し掛かった。どれも腐ってそうにしか見えず、ハエがたかっていた。そのハエを箒で払っているだけのおっさんが妙に印象に残った。

また鶏肉の内臓含め氷の上に乗せられた状態で売られていた。鶏もも肉が腐った時のドリアンみたいなあの匂いが漂ってきたが、そんなこと気にしないのかな。

ビビるほどの電線量、そしてセブン!!!資本あざす!

とりあえずセブン入って適当に色々買うやつをした。お菓子も買ったけど普通のおつまみ普通に美味くて「まぁ」って感じ。あと青いジュースも買った。パワーエイドフューエルエックスの炭酸なしバージョン。いやこんなこと言っても伝わらないのは分かってるが、俺にとっては海外旅行=青色謎ジュースなので、もういいよね

というわけでなんたらミルクを購入。牛乳やね。味は……日本の牛乳よりクリームが強い、若干発酵してる感じかな。飲みやすい

教会。フィリピンはキリスト教が主らしい。

先ほどからコインランドリーの多さが目についた。歩けばとにかくランドリー。綺麗好きなんだっけ?いやそんなことないか。一家に一台洗濯機がないってことか。まるで業務用かと思われるほどパンパンに詰め込まれた衣類が堆積していた。

やっと大通りに出た。道の真ん中には線路が通っている。この道をとにかく歩き続けた。もはやこの時にはこの国の情報量に二人とも圧倒されていて、自分がどこに向かっているのかすら分からなくなってきた。

人も車も量がすごい。ってか完全にパンクしている

駅の様子も気になったが、あまりの人の多さに退散。駅構内に入るには荷物検査が必要、さらに電車に乗るためには長蛇の列に並んでチケットを買う必要がある。beepカードというSuicaみたいなものがあるらしいのだが見当たらなかった

足を滑らせて謎水溜りに入ってしまった。やべぇ!がもう特に気にしない。なんか臭い気がするけど、気にしない

急に資本主義ゾーンにやってきた。

店内を見ると先ほどよりも身なりが整った人しかいない。どれも日本人の平均以下ぐらいの服装ではあるけど。

休憩がてらモール内に入ると、まるで別世界かのように周りの喧騒とは断絶されていた。閑散としすぎている。

モール内食品売り場の横机で休憩

ここらでバックパーカーの集まるエリアをようやく検索。まずは宿探し!とはなんだったのか

再び外を歩きだす。これがトライシクルってやつだっけか?いや違った気がすんな。でもコイツの乗り方が分からなくて歯痒かった。
車の横に行き先が書いてあるんだけど、いかんせんどこがどこだか分からない。小銭も持ってないので乗りづらい。明日以降の課題だね

MRT乗車!

https://maps.app.goo.gl/EvqZZEE3XXxaUf6B6?g_st=com.google.maps.preview.copy

タフトアベニューからグアダルーペ80円ぐらい?

車内マナーは良好。外界の喧騒とはなんだったのか。それでも満員電車なのには変わりない。

どうやらこの鉄道は日本と協力して作ったものらしく、どことなく日本のシステムに近いような気がする。

グアダルーペ着後P Burgos Stを目指して歩く。
こんな時間から宿探しって大丈夫か?と思いつつゲラゲラ笑ってた。なんとかなる気しかしなかった

この道に辿り着いてから6〜7件ほど宿に入って交渉(友人が)この時の交渉術のうまさに俺もびっくりしてしまった。すごいっす

ようやく辿り着いた宿はこんな感じ

いいっすね。一泊650ペソ。二泊予定

宿の主人に教えてもらったフィリピン飯が食えるところで焼きそばみたいなやつ120ペソ。うめぇ。あとこのビールも美味かった

帰り際セブンに立ち寄ってヨーグルトとかペプシ買ったり

宿に戻って水の出ないシャワーと戦ったりしてなんとか身体洗ってベッド戻ってヨーグルトとか葛根湯とかビフィズス菌とかビタミン剤とか食って寝落ち!!!!

朝起きて急いでノート書き始めたけどもう8時ぐらいになってしまった、、!!

フィリピン初日なんかやばかった!!!!!、

盛大にオープニングセレモニーを経て、旅が始まったぞ、!!!!!、、!

また今日

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