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二十五の夜:秋・フィリピン・二人旅 三日目モンテンルパとマニラ夜市

起床7時

Connector Hostel

壮絶だった昨晩を超え、朝が来た(と思う)
外の光が入ってこないので朝なんだか夜なんだか分からないのが正直なところ。
こういう宿で1日何もしないのが「沈没」ってやつなんだな。

正直フィリピン、マニラの交通網がだいぶ貧弱、というかリサーチ不足で「やっちまったなー」感が否めない

バイクがないというのがこれほど惜しいとは思わなかった………

友人はまだ眠っている。流石に昨晩でかなり疲弊しただろう。とくに急いでることもないので、LINEで連絡もせず起き上がってくるのを待とうか

9時ごろ
パッキングも済ませこの後の予定を考える。まぁとくに出来ることもないのだが、とりあえずマニラの喧騒から離れてみたいな、という意思だけはある

フィリピン国営鉄道で湖側に行けるのでそれに乗ってみたい。今日は深夜にフェリーターミナルにさえ着ければいいので、ゆったり過ごせたら良いかね

なんとなく海外ツーリングブログを読んでいた。海外のバイク旅で問題となるのはバイクを輸送するか現地で買うかレンタルするかの三択。

バイクレンタルが一番楽そう。だけどやっぱもう一度元の場所に戻ってくる面倒臭さがあるな。バイバックとかいう現地で買ってどこかで売るが良いのだろうか。

モールに入って休憩したりしながらフィリピン国営鉄道の駅へ向かう。

モールの快適さは異常で、もうここでダラダラして一日を終えてもいいんじゃないかとすら思う。そこまで怠惰になれるほど旅に浸かってるわけではないんだけど

これもしかして電車走ってないんじゃないか

モール内に入って作戦会議。どうやらGoogleマップはこの街じゃ使い物にならないらしい。マジっすか

フィリピン国営鉄道は三月にて一時運行停止中らしい。腹いせに目的地までバスで向かうことに
乗り場はgreenbelt1とのこと。いや何処だよ

と気合いでバス停を見つけ出して止まってるバスを見ると「Araban」の文字が

これじゃないか?

と突っ込む。

料金は後払い制で席に座ったのちに回収係がやってきた110ペソ。富裕層しか乗ってない。そんな印象。バス内は快適そのもの。乗客率は30%ぐらい。いいっすね

Alabang Town Center着30分ぐらい

ここで帰りの便も確認。30分おきにgreenbelt行きが出てるみたい。夜遅くまでありそうなのは安心。なんとかなるかな

なぞの集落に突っ込んだ。この道の先が行き止まりだということを複数人が教えてくれた。優しい。それでも行き止まりまで突っ込んだけど

こういうところにフィリピン人の生活を感じる。道端に座り込んで駄弁ってたり、バイクの修理をしてたり。

気合いでジプニー乗車!
適当「アヤラモール?モール?」って聞いたら頷いたので乗り込んだ。20ペソ渡すと7ペソ帰ってきたので13ペソらしい

こちらは別ジプニーとなるが、見ての通り車高が低い。屈みながら乗り込む形となる。ジプニー独特の薄暗い空間と浸透はクセになりそう。思うに、正確にジプニーの行先を分かってる人は少ないのだと思う。自分が生きたい方角に向かうか、それが分かればお金渡してゴーってことなんだろう

モールで飯定期
適当にchickenと書いてある飯を頼んでライス145ペソ。うめぇ。なんか頼んでお金渡す感覚思い出してきた。

本日の目的地

ええやん

市街地の喧騒から離れた穏やかな場所。バイ湖を望めるスポットとして多くの人が集まっている。釣り人のおっちゃん、やたらうるさいクソガキ、放課後制服デート中のカップル。

あるおっさんは寝っ転がりながらクソデカ音楽を流していた。俺にとっては知らない曲ばかりだったが、どれも聴き馴染みやすい曲で「センスいいな….」とか思ってた

制服ってことはそれなりの学校行ってんだろうなぁとか。身なりがマニラのスラム街にいた人たちよりよっぽど良い。お金をせがまれないのも居心地いいポイント。

どうもマニラ中心地の経済格差の感じる社会構造は旅人にとっては居心地が悪い。こうやってぼんやりと現地の人と同じ時を過ごせる方が、なんとなく旅人が求めている姿なような気がするのだ。

もうかれこれ1時間ぐらいここにいる気がするな

フィリピン国営鉄道の線路はすっかり取り払われている。現在は不要となったホームに人が立ち入っているので、早いうちに一新する気はあるみたい。

スラム街…と呼んでいいのか分からないが、住宅密集地を通り抜ける。相変わらず交通量が凄まじい。そしてバイクの排気音がうるさすぎる!!!
こんな日常を知ってると、確かに先ほどの公園のような穏やかさを現地の人も求めてるのかなと思う。

ジプニーの駐車場にも迷い込んだ。どうやらジプニーの発着地点であるらしく、それを待ってる人の行列ができていた。ジプニーの発着場なんてあったのか…その場のノリでその辺のジプニー捕まえて乗車するもんだと思ってるので、なんかこう秩序があったことに驚いた

さらに過積載たち。やっぱ荷物乗っけてなんぼよ、乗り物なんて

現在はフェスティバルモールで休憩中。
だらだらーっと過ごしつつnoteをまとめた

再び歩き出し。だんだん右側通行のバカ交通量の多い道の渡り方も慣れてきた。最初は道路渡るだけで少し疲れてたけど、慣れればなんてことないっすね。こういう感覚が身につくのが海外旅行三日目以降の良いところだね

アランバンタウンセンターまで戻ってgreenbelt行きのチケットを購入110ペソ

バスは快適そのもの。ぼけーっとしてたらあっという間にgreenbeltに着いてしまった
このあとは気合いでセブ島行きフェリーターミナルに移動します

見慣れたショッピングモールとMRT.LRTを乗り継ぐ。人の流れを見ることで駅までの最短距離がわかるの楽しいんだよな。beepカードに小銭を突っ込み、ぴこぴこと改札を通り抜ける

相変わらず車内マナーはとても良い。外の喧騒(喧嘩してるわけじゃなくてただ車バイクがうるさい)が嘘のような静かさ

beepカード、絶妙に使いづらい。そもそもカード発券機を探すのが難しいし、受付に聞いても「売り切れだ」としか言わない。その上チャージする時は10ペソ以下のコインしか受け付けないし、そのコインも旧コイン(新コイン?)は受け付けず、最低13ペソ以上からしかチャージできない。どういうことなの……

いつぞやサンフランシスコ?で浸かったclipper CardはそもそもApple Walletから追加できるので、日本にいながらカードを持つことができた。で入金してスマホをタッチするだけ。すげー差だ

というbeepカードの使いずらさの文句を言いつつも目的のDoroteo Jose駅に到着

ここからさらにNorth portへ向かう

適当に歩いて見つけた路上販売のやりとりを購入2本で40ペソ。美味い。鳥の軟骨?と豚のカシラ??よく分かんない肉だったけどどちらもうまかった。この際名前なんかどうでもいいよね!っって言って困るのは未来の俺なんだけどね……

Tutuban Night Market
急に市場があるもんだから驚いた。どうやらクリスマス祝いらしい。いや早すぎんだろ

フードコートでグヤバノシェイクを購入70ペソ

美味すぎる!!ー!!!!!ー!!!!!!!!

グヤバノの甘いながらもどこかスッキリとした味わいを保ちつつ、タピオカとチョコレートでコーティングされた甘さが絶妙に合っている!うめぇ!!!!!!

今まで飲んだ飲み物TOP5入りです

友人が買ってきた肉とスープもうまかった。シニガンというフィリピン版味噌汁も美味かった。味は お酢。お酢の味がする。身体に良さそうでいいね

引き続きノースポートに向かう途中、なんかすげー市場。Zaragoza Tondo Wet market

おそらく業務者用の市場と思われる。野菜を買うときの単位がkgや箱だったし、兄ちゃんが重そうな野菜たちをせっせこ運んでいた。

えんどう豆らしき野菜を仕訳する子供、野菜を吟味するおばちゃん、ごった返す人の流れの中バイクで抜けようとするおっさん、自分たちの生活のため、売る者買う者たちが月曜日のこんな夜から賑わっていた。

マニラという人口過密都市の真髄を見た気がした。

地方から野菜たちがここに集まり、さらにフィリピン中に広がっていく。確かにフィリピンで食事したものはどれも美味かった。食事に関する拘り、センスはずっと肌身で感じてきた。まさしく、フィリピンの台所はここにあった。

そんなフィリピンの台所を抜け、ノースポートに辿り着いた。受け付けの警備員にターミナル内に入れるか聞くと、スマホのチケットナンバーを見せるのと同時に、印刷した書類も求められた。皆さんも紙は用意しておきましょう。
チケットの発券自体は2時から始まるらしい(友人が別の人に聞くと1時から始まるとのこと。どっちだよ)

と一安心を経てターミナルないのベンチに座りこんでひたすらnoteをまとめる。今日の寝床はここですね

友人とサンミゲル飲んで本日は終了。

つかれた

また明日

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